先週、21日(木)の春分の日は、星占い的に「1年の始まり」「節目」「これまでの集大成」のタイミングでもありました。そんな集大成後の運勢はどうなるの?
今週も、SUGARさんが贈る12星座占いで運勢をチェックしてみましょう♩
12星座恋愛運も更新しています。こちらは毎月1日と15日に更新されるので、そちらも合わせてチェック♡!
12星座・先週の運勢をおさらい
おひつじ座の運勢
自分との約束を思い出す
先週の運勢は「思い込みであろうと何であろうと、自分が身を捧げるべきものを思い出していくこと」でした。21日(木)に占星術上の元旦である春分の日を迎え、同じタイミングで古代世界において始まりの節目である満月を迎えた先週のおひつじ座は、現代の感覚とは異質な古代人の感覚をもって、自らの理想とするのにふさわしい役回りを自分与えていくのに良いタイミングでした。
おうし座の運勢
道行く人になりにけり
先週の運勢は「開かれた場に進んで立っていくことで、異質なる他者との交換/交歓を果たしていくこと」でした。風は目に見えず、突如としてあらぬ方向から吹いてきます。強くなっては凪ぎ、すぐに方向を変え、予測や予断を許しませんが、古代ギリシア語ではそんな風のことをプネウマと呼んでいました。普遍的な実体としての「霊」のことです。そうしてゆらめいたり、しなったりしてどこかへ流れていってしまうような、霊の視点に立って自分をシフトさせていくことが先週のテーマとなっていました。
ふたご座の運勢
運命を編集していく
先週の運勢は「夢と現実の境界が薄まって、夢の中で夢を見ているような感覚を抱いていくような星回り」でした。ひとりの人間が生きていくには、様々な人の運命の交錯と、他の生命のたくさんの犠牲が必要です。とは言え、相手がどんな人間なのかを真面目に考えても、他人なのですから理解できるはずがありません。しかし、この世に生きているということの醍醐味は、分からないのは当然ながら、そうやって生きた交流を通して互いの運命を明確にしていくことにあるのだとも言えます。
かに座の運勢
不足と余剰
先週の運勢は「たくさんの言葉をそいでいくような星回り」でした。詩歌も俳句も、不要なことばをそいで落としきっていくことで、残った言葉の韻律や働きだけでも、複雑で巨大なイメージやたくさんのことが見えてきたりする。だからこそ、そこには表現者の巧拙を超えた個性が出てくるわけです。思い余ってたくさんの言葉で思いの丈を語りたくなるのがかに座のサガですが、そこはグッと我慢してできる限り言葉をそいでいくこと。そうして揺らぐことのない思いの結晶体を磨きあげていきたいところです。
しし座の運勢
単純化と複雑化のはざまで
先週の運勢は「「分かりやすさ」が幅を利かせる世界への対抗を体現していくよう」でした。複雑なものが単純化されていくのは、生命が維持されていくプロセスにおいて不可避な事態でもあります。ある段階で新しいシステムが成立する際、それが崩壊せずになんとか維持され続けるための最低限の複雑さというものがあり、そのあとはむしろそれを安定化する方向に向かい、複雑さは増加しないでいるのではないかとも考えられるのです。ただしそれを細胞レベルで考えると、老化やがんの兆しであるとも言えるでしょう。どこまでが不可避でどこから治療が必要なのかを見極める目をきちんと持っていたいものですね。
おとめ座の運勢
日々の中で
先週の運勢は「ひとつのことを繰り返し続けていくことの中にこそ、復活への方途を見出していくような星回り」でした。人が神の御心そのものを知ることはできませんが、祈りによって個別的な事柄や思惑を頭の中から祓っていくことは決して不可能ではないでしょう。少なくとも、どんな行動、あるいは態度を選択していくべきかは理性によってはっきりさせていくことができる。じっと目をこらして、観察し、自分に問いかけることを怠らなければ。春分を境に新たなサイクルを迎えていくのに自分なりの禊を果たしていってください。
てんびん座の運勢
<わたし>と原風景
先週の運勢は「現在の自分に決定的な影響を与えてきたであろう原風景に、いま一度立ち返っていくような星回り」でした。自分でも気がつかないうちに、胸に、髪に、声に、染み込んでいるような匂いがふっと心の原風景を呼び覚ましてくる瞬間というのは、誰にでもあるのではないでしょうか。とりわけ21日(木)に春分の日を迎えた先週は、そうした風景が蘇ってきやすいはず。ああ、大事なことはすでに受け取っていたんだなと思うや否や、外がすっかり暗くなっていることに気が付いてしまう。そんな瞬間を求めて、私たちは大人になってもあちこちをさまよい歩いているのかもしれません。
さそり座の運勢
月はジッと見ている
先週は「自分の後ろ姿をジッと見つめていくような星回り」でした。人間にとって自分の背中を見ていてくれる相手をもつことは、きわめて重要なことです。なぜかと言うと、そういう視線を背中に感じていないと、人はしばしば自分が我を忘れていることに気が付かなくなってしまうからです。人間、長く自分自身を演じていれば、よほど気を付けている人でも、自分の役柄につい没頭してしまうのです。よき俳優であろうとする者は、いつだって客観的に自分を見つめる目を持つことが必要であるのです。
いて座の運勢
人間機械化への反撃
先週は「機械化しがちな自分自身を解放するためのルールを見つけていくことり」でした。わたしたちは「5+7は?」と聞かれたら「12」としか答えないように訓練されてきた訳ですが、それはルールで縛っていくということでもあるでしょう。そうなるといつの間にか「5+7は?」という問いそのものに疑問を向けることさえなくなっていく。本当はルールというのは、それに従っていくことで、さらなる自由を獲得していくための足がかりに過ぎないとしたらどうでしょうか。ある種不合理なルールを受け入れることで、自分では想像できなかった新しい光景に辿り着くという事態も起きてくる。それを柔軟に運用していきたいものです。
やぎ座の運勢
失望こそ智の源泉
先週は「智は悲によってその力を発揮していくのだと気が付いていくような星回り」でした。きちんと失恋をして年を重ねてきた人がどこか魅力的であったりするように、失望ってそんなに悪いもんじゃないよね、というのが先週のやぎ座の人たちに伝えていきたいことでした。野暮を承知であえて書きますが、失望の後には、自分にもそういう気持ちがあったことにどうしたって気付かされていく訳です。そうした失望と直面していくことを恐れず、自分なりの失望の感覚から見えてくる望ましい世界像とは一体どんなものなのかということについて、改めて考えを深めていきたいところですね。
みずがめ座の運勢
ユートピアと現実のはざまで
先週は「「自惚れに対する素晴らしき発見」をしていくような星回り」でした。宮沢賢治の作品において『銀河鉄道』とは「死者の列車」であり、登場人物のカムパネルラも「死者」で、乗り合わせた乗客はすべて死者、鉄道もまた死後の銀河をめぐっていました。それは一種のファンタジーですが、賢治にしろカンパネルラにしろ、そうした死者の夢とつねに隣り合わせに生きていた人間であったがゆえに、生者としての自分たちは「不完全なる虫にして、いやしき生き物」であり「世界の体内に巣食いて生きるもの」なのだとして、少なからず通い合っていたのでしょう。彼らのあいだに自分は立てるだろうか?
うお座の運勢
未来の消息
先週は「功利性や合理性を超えたところに、新しい未知を創り出していかんとするような星回り」でした。「地上とは思い出ならずや」と述べた稲垣足穂という文学者の起源は、考えてみれば飛行機の発明にありました。つまり、われわれの存在自体が影で、思い出だと言っている。それは未来の誰かにとっての思い出であり、それゆえにわれわれは生きているのだと。足穂という人はずっと先の未来の消息を感じ取ることに終生こだわり続け、「未来派」を貫きました。足穂のように、はるかな未来の消息をキャッチし、虚空に自分なりのユートピア世界を構築していくためにも、未来の方向へ現実を食い破っていくための突破口を見つけていきたいところです。
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