iOS 17で壁紙を設定する時に画像の位置調整を行うと、画面上部がぼかしたように加工されることがあります。
これは、画像を動かした分、足りないところを自動補正してくれる便利な機能。でも場合によっては、ぼかしたくない部分までかすんでしまって、困った経験をお持ちの方もいるかもしれません。
今回はそんな時に役立つ、画像を好きな位置で表示しながら、クリアなままの壁紙を設定する裏技をご紹介します。
ロック画面の壁紙がぼやけるのはどうして?
ロック画面で壁紙画像を下方向へ動かすと、本来は存在しない部分を補うために、上部へ黒っぽいぼかしが追加されます。
現時点ではぼかし機能をオフにすることはできないため、全体がはっきり見える画像のまま画角を調整したい時には、少々困ることも…。
また、ぼかしは画像素材にあわせて黒または白色のグラデーションでカモフラージュされます。白色の場合は、右上にある充電量などが見えづらくなってしまう場合も。
壁紙素材をスクショするのがポイント
壁紙にぼかしを加えず、希望する画角で配置したい時は、「写真」アプリで対象の画像を開きましょう。
次に、壁紙として使いたい部分だけが表示されるよう、ピンチイン/アウト操作で画角を調整。
準備が整ったら、スクショを撮影してください。
今回は元画像より、イルミネーションの位置が下がるようにアレンジしました。
画像を保存したら、ロック画面のカスタマイズ画面に移動して、先ほどのスクショを設定すればOK。
これで、本来ならぼかしが入ってしまう画角でも、画像全体がクリアなままの壁紙が完成しましたよ。
ピンチイン&上方向へドラッグで解決することも
スクショ画像を設定した後に再びぼかしが入ってしまった時は、画像をピンチインでつまみ、上方向へ持ち上げましょう。そして指を画面から離すと、ぼかしが無いクリアな画像として表示されました。
これらの操作は全ての画像で有効というわけではありませんが、多くの場合でぼかしが削除可能になります。
イメージ通りのロック画面に仕上げたい時に、ぜひ試してみてくださいね。