いて座
天に向かって昇竜拳!
禁じ手なんかクソくらえ
今週のいて座は、『ストリートファイターⅡ』の必殺技・昇竜拳( →↓↘+パンチ)のごとし。あるいは、自分自身の追跡者となるための一歩を踏み出していくような星回り。
昇竜拳はアッパーカットを繰り出しながらジャンプする技で、「天に拳を衝く(神に拳を向ける)技」のため、この技を使うケンやリュウの師・剛拳はなんと禁じ手にしているのですが、これは非常にうまい設定だなと思います。
というのも、運命の流れというのは厳密にはそうそう変えることはできず、それはまさに決められた技の中でのみ闘ってきた、無数の武道家と重ねることができるもの。
ただし、水面から飛び跳ねる魚のように、時おり自らの運命を別の流れに移すことのできる者が出現します。
それは環境そのものを大きく転換させる時代の変化に早々に気がつき、それにリアクションが取れたケースであり、これは少し誇張された形で「百匹目の猿現象」として知られているもの。
今週は、ビッグウェーブの予兆を敏感に察知して、禁じ手だろうが何だろうか、運命を変えるための行動をひとり開始していきましょう。
軽さのイメージを作る
ただし、天に拳を突き上げジャンプするにはいったん膝を落として力をためる間(↓)が必要です。
そして一口に来たるべき時のためにエネルギーを備えるためと言っても、それはたくさんの備蓄物を買いだめしておくとか、いずれ必要になりそうな知識や経験を先回りしてストックしておくといったことではなく、むしろその逆。
つまり、人を重苦しく、ぶざまにさせてしまう、何かに強くこだわる気持ちそのものを大地にアースして流してしまうのです。
できるだけ、身軽に、柔軟であること。あるいは自分よりも身軽な人をひとりでも見つけ、彼・彼女らに学びつつ、自分なりのジャンプのイメージを思い描くこと。それが今週のテーマとなっていくでしょう。
今週のキーワード
水面から飛び跳ねる魚のように