isuta編集部
illustration by ニシイズミユカ
今週もSUGARさんが贈る週間占いを配信。2019年下半期の運勢と合わせて、ぜひチェックしてくださいね♡
今週のおひつじ座の運勢
illust by ニシイズミユカ
どの本能と遊ぼうか
今週の運勢は「みずからの道行きを、本能に任せていくような星回り」。今週は、＜私＞の世界のなかに狼＝野生がさっと入ってきて、生き物としての感覚の鋭敏さを取り戻していくことがテーマとなりそうです。半分は人間でありながら半分は狼であるというような在り方は、ある意味で世の「普通」や「常識」からははみ出していくことをも意味しますが、それもまた自分なりの生き方なのだと改めて知っていくことができるはず。
今週のおうし座の運勢
illust by ニシイズミユカ
欲と艶
今週の運勢は「「私は私が欲しいものしか欲しくないのだ」と喝破していくような星回り」。吐息や嘆きを直接的に発するのではなく、ポーズを取ることはナルシシズムであり甘えであり、すべてをわが身わが想いへと向かわせるセルフセントリックな振る舞いと言えるでしょう。しかしそれさえも、人を魅了するだけの「艶（つや）」があれば、いちいちそれを咎める輩は現れないものです。今のあなたは、何らかの洗練された形式を通じて誰かの欲求を誰かに伝えたい欲求が不意にわいてくることがあるでしょう。
今週のふたご座の運勢
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言葉を友に道をゆく
今週の運勢は「まずは、心と身体とを繋げる道を塞いでいるガラクタの山を取り除いていこうとするような星回り」。馬鹿の定義は色々とありますが、共通しているのは、総じて当事者意識がない点。人は、自分が何者で、一体何をしているのかを誰かからふと教えられることがあります。「これこそが自分だ」と思えるようなことを書いてくれる誰かと出会えたかどうかで、人はガラリと変わっていく。今週はそんな言葉のカケラを丁寧に集めていってみてください。
今週のかに座の運勢
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力強さを取り戻していく
今週の運勢は「なまめかしく動き回っていくことで、大切なものが蘇ってくるような星回り」。例えば、14世紀以前の日本では、「遊女」たちは手に職を持って遍歴していった職能民であり、人の力をこえた神仏との結びつきに支えられた高貴な存在として社会の中で位置づけられていました。しかし、神とのつながりを絶たれた頃から遊女は穢れた存在として見なされるようになっていきました。つまり本来の遊女とは、人が自分を守るために張り巡らせている殻を脱ぎ捨てさせ、人々を自己解放させていた宗教家でもあったのです。今週のかに座は、そうした本来の遊女の在り方から学べることがあるでしょう。
今週のししの座の運勢
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遊びをせんとや
今週の運勢は「理屈や思考に寄らず、みずからを整えていくような星回り」。何かに深く集中していくということは、別の何かを忘却していくということでもあります。しかし、そうしてもたらされるある種の意識のゆるみこそが、日々さまざまな感覚情報の洪水の中で不協和音を発し続けている身体との関係の滑りを良くしてくれる、とも言えます。今週は理屈や思考によらず、存在の芯にズシンとくるような遊びを通じて、自らを整えていきましょう。
今週のおとめ座の運勢
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調和を求めて
今週の運勢は「頭ではないところで新鮮な覚悟を固めていくような星回り」。今週は、おとめ座の人たちにとって、厳かで決定的な自己刷新のチャンスを迎えていくのだと言えますが、実際にそれを“分かりやすい”意味のレベルで受け取っていくのは難しいかもしれませんね。暦の上ではすでに秋でもまだ暑さを感じる日が続きますが、秋の涼気はきっと手のひらや指先から感じ取っていくはず。そこには、鋭敏な身体とのあいだで成立している精神の心地よい緊張がよく表れるでしょう。今週はすっと背筋を伸ばしていきましょう。
今週のてんびん座の運勢
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老若転倒
今週の運勢は「みずからの隠れた秘密や苦労を、人と分かち合おうとしていくこと」。誰でも年を取ると頑固になる。しかもそれが、早い段階でも現れてきてしまうことには、多くの人がうすうす気付いていることと思います。いま自分の中に“もつれ”や“疑い”の原因となっている何らかの秘密があるのなら、それを改めて明らかにしたり、誰かに打ち明けていくにはぴったりのタイミングです。くれぐれも「老年の独断」に陥らないようにしていきましょう。
今週のさそり座の運勢
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丁か半か
今週は「思いがけない願いを自身の胸のうちに見出していくような星回り」。ここで改めて念頭に入れておきたいことは、完璧な人間というのはこの世にはいないということです。いるのは、頭の良い人、悪い人、心の強い人、弱い人。頭の良し悪しは考えなくても分かりそうなことですが、心の強い、弱いとはどう判断していけばいいでしょうか。ここでは心の強い人というのは「曇りなき眼で見定め、決める」人であるとします。そして最後には実行できる人のこと。今週あなたに求められているのは、そうした心の在り方です。
今週のいて座の運勢
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「足りない」の美学
今週は「大言壮語に寄り添う暗い影に、じっと視線を投げかけていくこと」。例えば、普段見過ごしがちちっぽけな存在に焦点を合わせていると、自分もまた文明や社会という巨大な渦に吸い込まれ、巻き込まれては翻弄されている1つの小さな命のように思えてくる時があります。私たちは、そうした自分の弱さや卑しさ、無力さを知りたい。そしてその上で、自分が誰で何を考え、何を成し遂げ用としているのか。何を成さなければならないのかが見えてくる。忘れたものをいま、思い出すチャンスです。
今週のやぎ座の運勢
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問いかける言葉を
今週は「自分の生きる社会の背後に潜って、そこから剣のごとき言葉を発していくような星回り」。すっかり平和ボケした私たちは、かつては無言でお国のために戦っていた帝国国民の成れの果てであるという事実を忘れてしまう。一方で、そこに強い危機感を覚えずにはいられないのも確かでしょう。いまのあなたはどうでしょうか？ 今週は、習うべき先達のからの教えを踏まえつつ、自身の考えや意見をまとめてみてください。
今週のみずがめ座の運勢
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先人の響きに和する
今週は「時代を超えて響いてくる声を、改めて今の世に聞き届けていくような星回り」。例えば、法事などで耳にしたことはあっても、いつもつい聞き流してしまっているお経というのは、一体何なのでしょうか。「こうも生きてみたかった」もしくは「ああも生きてみたかった」。そんな累々たる人々の声なき声を、時にくすぐったく、時に涙を誘うように響かせていく話芸のようなものなのかもしれません。それが芸であるからこそ、多くの人が黙ってそれを聞き入れている。そんな何かしら古い文化や古典を紐解き、その響きに触れていくことで、意外な発見や驚きもあるかもしれません。
今週のうお座の運勢
illust by ニシイズミユカ
こちら愛、応答せよ
今週は「遠く離れたところから放たれたメッセージを受け取っていくような星回り」。自分の名前を誰かに告げる瞬間というのは、本来とても決定的。というのも、私たちは誰かに名前を呼ばれることで存在が確定するのだということをどこかで知っているからです。それは逆に言えば、名乗り出を無視してしまったり、あるいは受け取れなかったりすることほど、悲しいことはない。そうした悲劇の理由や原因は色々とあるのでしょうが、根本的には応え手としての私たちの方で、自分なりの感覚を信じられずにいるから。もっと自分の感覚を信じていきたいものですね。
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