おとめ座
見せろ、役者魂
カオスと集中
今週のおとめ座は、舞台にそなえ役作りに入る女優のごとし。
ここで課題となることは2つあります。
まず、自分とは合わない相手や、気の乗らないイベントについては、早めに見切ってスルーする術を身に着けること。そして2つ目は、真に重きを置くべき最優先事項への割く時間をキープし続けること。今週は色々なお誘いがやってくるかも知れません。あるいは、あなたの注意を散漫にするべく、対処すべき小さな危機がつぎつぎと押し寄せてくることもあり得るでしょう。
ですが、世の中というのは大変移ろいやすく、勝手なものだということを覚えておいてください。カオス的な落ち着かない状況の最中で、今週はどれだけ集中すべき事柄に集中できるかが試されているのだとも言えますね。
最優先事項は役作り
先週取り上げた「心の拠り所となるような自分のルーツや系譜は何か?」ということとも関わってくるのですが、焦点となるのは「ささやかながらも、あなたがこの人生で当面演じたいと考えている役柄、セリフ、アクション、佇まいはどんなものなのか?」ということ。
ジャック・ニコルソンにしろ、アンソニー・ホプキンスにしろ、名優と呼ばれる役者は必ず役作りに命をかけて取り組みます。
例えば、その過剰ぶりのために「デニーロ・アプローチ」という言葉も存在するロバート・デ・ニーロは、『ゴッド・ファーザー』でシチリア語しか話せない役を演じるにあたって、実際にシチリア島で島民と共に数か月生活し、独特のシチリア訛りをマスターしてから撮影に臨んだとされていますし、『ダークヒーロー』でジョーカーを演じたヒース・レジャーは、ジャック・ニコルソンを真似ていない笑い声など役作りのために6週間費やしました。
デ・ニーロは以前見たインタビューで「私はただ役にリアリティーを持たせるよう努力しているだけさ」とはにかみながら話していましたが、それさえも映画のセリフのように感じられました。
さて、あなたは?
今週のキーワード
合わない相手やお誘いはスルーする、中長期的な最優先事項に時間を割く、役作りはリアリティー作り