おひつじ座
太陽の季節
職業にしがみつかない
今週のおひつじ座は、「素直王」のごとし。すなわち、心のなかのひがみや鬱屈を引き伸ばして、まっすぐに整えていくような星回り。
「素直である」とは、一般的に飾り気のない、ありのままの素朴さを言いますが、辞書で調べると、他にも「技芸などに癖がない」という意味が出てきます。
これは私たちがどんな仕事であれ多少なりともキャリアを重ねていくと、経験値が増えていくと同時にクセもついてきて、その人なりの味が出てくる。…と言えば耳障りはいいですが、当初の柔軟性が失われるだけでなく、仕事や職業そのものに執着が湧いてくることの裏返しでもあるように思います。
その意味で、8月1日(木)におひつじ座から数えて「自己表現」や「真剣な遊び」を意味する5番目のおひつじ座で新月を迎えていく今週は、そもそも自分を幸せにすることができるのならば、やっている仕事や就いている職業は何でもいいのだという柔軟性を、改めて取り戻していくことがあなたのテーマとなっていくでしょう。
いま、自分は仕事に夢中になれているか、それによって自分は幸せか。そういうことに意識的でいられれば、自然と特定の「職業」や「仕事」にしがみつくこともなくなっていくはず。
自分自身もまた一つの太陽のごとく
例えば、空を見上げればいつもまぶしくて仕方のない太陽は、歴史を振り返っても、いつだって人間や文明が一歩前進していくための活力源となってきました。
しかし、だからと言ってその魅力にとらわれ過ぎ、目を潰してしまったのなら、それはやはり太陽への「執着」に他ならず、いつしか素直さを失ってしまっていたのでしょう。
その点、目を潰すことなく太陽とともにいられる人というのは、必ず自分自身もまたひとつの太陽のような存在となっていける人なのではないでしょうか。
そして、「太陽のよう」であることは、やはり第一に素直であることを指しますから、その極致としての太陽を、ここでは「素直王」と呼んでみたいと思います。
今週はどれだけ自分が太陽のごとき「素直王」に近づいていけるかを、ひとつ試していくくらいのつもりで過ごしてみてください。
今週のキーワード
「いま、自分は幸せか」