おとめ座
発作と向きあう
咳をしても一人
今週のおとめ座は、未解決のままやり残してきてしまった、過去の問題と直面していくような星回り。
これは周期的に訪れるある種の‟発作”とも言えるものであり、今週のうちに全てを完璧に解決しきる必要はないのですが、状況がカオス化してきやすいので、そこで感情的に取り乱すか、冷静に対処していくことができるかは、問われてくるところでしょう。
両者を分けるポイントはおそらく2つ。
1つ目は、そうした‟発作”そのものへの捉え方です。‟発作”を完全になくすべきだと考え、想定外の事態が起こった際に瞬間的に緊急モードに入り全エネルギーを投入してでも解決し切ろうとするか、それとも発作とほどよく付き合っていける程度におさえていくか。
これは不測の事態へ「短期的に(点として)」フォーカスしていくか、あるいは「長期的に(線として)」不測の事態が起こることを想定し、その対策を練っていくかという違いでもあります。
前者でやっていこうとすると、正直しんどい。人生もキャリアも、あらかじめ計画したり、期待した通りには決してならないのが現実だからです。
「ああ、今後もこういう事態やその根っことなっている問題と、自分は付き合っていくんだな~」くらいにゆるく捉えるよう、意識してみてください。
やっぱり、一人ではない
2つ目は、同じような問題を抱えている「問題仲間」を見つけられるかどうか。
過去の問題と向き合う時期が周期的に訪れるのは、何もあなた一人だけの話ではありません。
発作のタイミングは違えど、自分と同じような‟発作”や問題を抱える「問題仲間」は、ネット上であれリアルであれ必ずどこかにいるはずです。
そうした存在が心の中にいるかいないかということは、想像以上に心理的な安定感に違いをもたらすということも、どうか覚えておいてください。
最後に、うまくいかないことがあっても有益な結果を生む努力と、むしろ反対の結果をもたらしてしまう努力とがありますが、両者を分けるものは何か? という話。
それは、内心のみじめさをまやかしで覆うことなく、ありのままの自己とあなたが愛する者とのあいだに横たわるへだたりに注意を向けていられるかどうか。上にあげた2つのポイントも、最終的にはここに集約されていくでしょう。
今週のキーワード
過去の問題の残滓と直面すること、落ち着いた対処かパニックか、長期的に発作を捉える、有益な結果を生む努力とそうでない努力、自分しか見えていない努力はこじれる