いて座
誰が何と言おうと自分こそが大正解!
蓮の花の朱
今週のいて座は、泥の中から咲く蓮の花の鮮やかな朱色のごとし。あるいは、理屈を超えて正しいものの必要性に感じ入っていくような星回り。
煩悩こそが悟りを育てるの意で、よく仏教的な隠喩として使われるこの常套句について、解釈の余地などもうないのかと言えば、そんなことはありません。
その鮮やかな朱色を、反逆者の血しぶきと見るか、なまなましい裸身の喩えととるかは、読み手に委ねられているのでなければならない。
同様に、決められた正解などに従うのではなく、身体にズシンときたものこそが自分にとっては絶対的に正しい、ということは私たちの人生にはしばしば起こるものです。
たとえ理性的には間違いだとしても、それ以外の答えはありえないのだと言い張るだけの高まりを、今週のあなたは自分の内側にふつふつと感じていくことでしょう。
サンバのリズムで
例えば、浅草のサンバカーニバルに出場者して、全身で喜びや楽しさの湧き上がりを表現しているような人ならば、そうした理屈を超えた絶対的な正解の感覚が分かるのではないでしょうか。
むしろ、彼らは自らの熱の高まりをどう処理したらいいか、困ってしまっているのかもしれません。
体の中で燃えている熱が今にもこみ上げ、爆発してしまいそうな感じを、自分の身体を通じて表現していこうとするとき、そこにはステップを踏んでいくべき道が自然とできるのです。
そこへ行き遭う人とハイタッチし、起きていることをそのまま楽しんでいれば、それは踊りとなって輪が広がり、やがて祝祭の音はあなたに合わせて響き始めるはず。
それができれば今週は、あなたの中でくすぶっている火種を最大化し、壁をぶち破っていくのにぴったりのタイミングとなっていくでしょう。
今週のキーワード
完全燃焼