うお座
ガラクタと宝物
今のうお座:業に触れていく
今週のうお座は、校舎の屋上に出ていこうとするひとりの学生のごとし。あるいは、「聖なるもので価値があるものとは何か?」という価値設定によって大きく突き動かされていくような星回り。
「探し物が屋上にあることを思い出しても、 まずは階段を埋めるガラクタの山を、 死ぬ気で取り払わなければいけない。」
これは橋龍吾の「業」という詩ですが、今週のうお座にはぴったりの指摘と言えるかもしれません。
自分の聡明さだったり、点数競争での優位性をほめて欲しいという気持ちが、確かに世間にはあるでしょう。けれど、例えばそれが本当に欲しい愛なのか? と問われれば、否と答えざるを得ないはずです。
もっとこう自分の愚かで、くだらないところをこそ眼差してほしいし、馬鹿だなあと笑ってほしいのであって、それが愛というか「あったかい」ってことじゃないかと。
でも、そういう愛を得ていくためには「ガラクタの山」を取り払わなければいけない。これまで世間が自分に投影してきた妄想に付き合ってきたそのツケを、どこかで払っていかなくてはいけない。そんな気付きに向かいそうな今週です。
うお座へのアドバイス:この先の人生
まず目を閉じて、これまでの自分の人生をぐるりと見回してみてください。
そこにあるのは喜びや満ち足りた気持ちだけでしょうか? むしろ、怒り、嫌悪、反発、怨み。様々な不純物が、まるで水底に沈殿する澱のように次から次へと浮かんでくるはずです。
今週は、気持ちや記憶の奥底に立ち返って、人生に沈殿する澱のような感情を思い出し、向き合っていくことがテーマとなります。
その上で、自分にとって特別な価値のある感情の向こう側を垣間見ること。人生はまだまだこれからです。
うお座 今週のキーワード
本当に欲しかった愛ってこんなだっけ?