しし座
義務感と使命感のはざま
変わるものと変わらないもの
今週のしし座の星回りには、強い「義務感」が感じられますが、それは何に対する義務なのでしょうか?
もし今あなたが、「これは自分がやらなければいけないことだ」と感じていることがあるなら、自分が一体何に従っているのか、ひとつひとつ真剣に考えてみてください。
何らかの外的ルールや社会的通念に従って動いているだけなら、その動きは長続きしないでしょう。常識であれルールであれ、この世には変わらないものはありません。
年が変わればファッションの流行も移り変わるように、「~しなければいけない」と人が思う形も時とともに変わっていきます。
もしあなたが自分と向き合う中で自然と湧いてくるものに従っているならば、それは「使命感」となって、時の移り変わりを超えて続けていくことができるはず。
今週はそんな義務感と使命感のはざまで揺れる一週間となるでしょう。
はかなさの効用
流行と同じように、人が従うべき義務もまた時代の波とともに移り変わります。
そして、そうした変化に歩調を合わせることができない時、人は苦痛を感じることがあり、そうした事態を避けようとして流行を追っていくことになります。
けれど見方を変えれば、その「遅れ」のおかげで、人は世の「はかなさ」を痛感し、より大きな価値や意味を見出し、そこに面白さや美しさを感じることができるのです。
使命感と口では簡単に言えますが、本当の意味でそれを実感できるのは、そうした「はかなさ」がしみいるような感覚の果て。
そこに立ち尽くす他ない自分ならば、それもまたよし。そうでないなら、つかの間の義務感も悪くはないでしょう。
今週のキーワード
義務感と使命感のちがい