やぎ座
体がゆらげば現実ゆらぐ
サインを受けとるために大切なこと
今週のやぎ座は、「融通無碍」という言葉のごとし。すなわち、枠の内側にとらわれずにいると同時に、あっちの世界へ飛び出していきもせず、その境界線上でゆらゆらしているような星回り。
仏教では“異なった別のものがひとつに解け合っていながらなんら障害もないこと”を「融通」と言います。また、“何の妨げもなく他のものを拒否しないこと”を「無碍」というらしく、対語に「四角四面」が当てはめられている。
矛盾の中にありながら、その状態を否定しないでいること。というのが、今週のやぎ座のあなたにとってとても大事なテーマなのです。
なぜかって? そういう状態が、人間にとって1番、予兆を「読み取る」ことができるから。
あなたは今、まさにこれからの自分の行先を占っているのだと思います。四角四面に物事を割り切らず、しばし融通無碍な時間を楽しむつもりで今週は過ごしていきましょう。
バイブレーション
「美しいと汚いは、別々にあるんじゃあない。 美しいものは、 汚いものがあるから 美しいと呼ばれるんだ。 善悪だってそうさ 善は、 悪があるから、 善と呼ばれるんだ。 悪のおかげで 善があるってわけさ。 同じように、 ものが「在る」のも、 「無い」があるからこそありうるんでね。 お互いに 片一方だけじゃあ、在りえないんだ。 (中略) だから 道の働きにつながる人は 知ったかぶって手軽くきめつけたりしない。 ものの中にある自然のリズムに任せて 手出しをしない。 すべてのものは生まれでて 千変万化して動いてゆくんだからね。」 (加島詳造、『タオ 老子』)
普通に生きていると、前向きにだとか、正義を胸に善を成すとか、 美しいものに触れるといったことが肯定的な価値として捉えられがちです。
ですが今週は、そういう区別なんて本当はないのかもしれない、というところでゆらゆらを維持できるかが問われてくるはず。頭はからっぽにして、身体が何かを察知するのをじっと待つことです。
今週のキーワード
身体を振動体にする