やぎ座
背景に語ってもらうべし
図と地の反転
今週のやぎ座は、「五月雨や人語りゆく夜の辻」(籾山庭後)という句のごとし。
あるいは、テクニックによってではなく、背後にあるものにおのれの人格を委ねていくようにして、コミュニケーションを図っていくような星回り。
コミュニケーションには、契約事など話の中身が大事にされなければならない場合と、話をしている者同士が存在している情景が問われていく場合があります。
今週のあなたにとって重要なのはおそらく後者となっていくはず。
ただし、それは「この場所で話すのが効果的!」といったような、くだらない駆け引きのためにシチュエーションを利用せよ、といった話ではありません。
それは「私」を主体にしたものではなく、隠れた「背景」に語らせていくことで、互いの関係性の中に言葉にはできないような特有の雰囲気が取りこまれていき、ムードが出来上がっていく。
今週はそうしたプロセスをさっと味わいつつ、人と人とが縁や絆を結んでいくことのリアリティーを感じていきましょう。
力みを減らす
言い換えれば、上手に「力を抜くこと」こそが、今の自分にとっては大切な課題なのだと、あなたもどこかで気付いているのではないでしょうか?
例えば、自分の考えを言葉にするのが苦手な子どもを対象とした心理相談では、人形遊びや好きなゲームなどの「遊び」を中心にセラピストとやりとりをするのが主流です。
つまり、人形やゲーム、箱庭に言葉にならない言葉を見出していくのです。
もし考えやイメージが絡み合い、ほどくのが難しいのなら、まずは自分がピンときた環境に身を置いて、リラックスしていくことを優先するといいでしょう。
今週のキーワード
プレイセラピー