おひつじ座
映画監督になって自撮り
「2016年11月21日からの一週間」(人生という被写体)
今週のおひつじ座は、マインドコントロールを解くための動きを作っていくような星回り。
これは、あなたの中のリアリティー像がまた固定化してきていますよ、というアラートが立っているのだとも言えます。味気ないものになってきた日常のワンシーンを、それを見つめる視点から切り替えていくための方法は二つ。
「自分の望み」を追求し没入していくことによって情熱を高めるか、「誰か何かのペット状態」への拒絶と逃走から冷静さを確保するか。
これは映画などで、被写体のいきいきとした表情をはっきりと捉えるためのズームアップ(情熱)と、被写体の空間的位置関係を引きの視点で一望しつつ捉えるためのズームバック(冷静)と置き換えてみると分かりやすいでしょう。引いてみたり、寄ってみたりを交互に試していく中で(冷静と情熱のあいだに呆然と立ち尽くす)、心の覆いがスッとすり落ち、視野が明るく広がるポイントがあるはず。
アングルや構成にこだわって、納得のいく一シーンを撮るべし。
創造的行為としての逃走
望まない現実をシャットアウトする(twitterならブロック)ことと、何か(特定のイデオロギーなど)に熱くなって情熱的に行動することは容易に両立する、ということも意識しておく必要があります。それは心の覆いを落としていくのとは逆に、かえって覆いを厚くし、心を盲目にしてしまうでしょう。
また、「逃げる」ことに罪悪感を感じてしまって、ただなんとなく「耐える」という選択を選び続けてしまうことは、冷静さではなくて思考停止である、ということも。
例えば、「私の言う通りにしないとあなたは不幸になる」というメッセージで誰かを縛る人というのはこの世界にたくさんいます。そういう人から逃げるためにあれこれ考え実行することは、あなたの価値へ減らすどころか、むしろ価値を増やし、創造性を与えてくれます。今週は、想像力をしっかり羽ばたかせましょう。
今週のキーワード
マインドコントロールから抜け出す、ズームアップとズームバック、想像力のリトリート、賢く逃げる逃げるは賢い