みずがめ座
はみ出していく不安と喜び
揺れる感情の表裏
今週のみずがめ座は、「菜の花畑扉一枚飛んでいる」(森田緑郎)という句のごとし。あるいは、自分の中の何かを壊した分だけ、どこかへ飛び出していけるような星回り。
この句には次のような英訳があります。
「Field of flowering rape--/one door sailing in the sky.」
いずれ菜の花畑に落下して、どれくらいの痛手かはともかく菜の花を無残にも破壊してしまうだろう扉への恐怖感。そして自身の場違いぶりなど気にも止めず、風をうけて空をどこまでも自由に走っていく扉への快感がないまぜになったような、不思議な味わいのある句です。
もう途中で止めたくても止められない現在の流れと、なんとなくまだ自分の居場所が定まらない所在なさ、そして必要な犠牲。これらはまさにここのところのみずがめ座のあなたを構成するキーワードと言えるでしょう。
今週は怖さと喜び、快感と不安が表裏一体となりつつも、強い力で自分をどこかへ連れ去っていくような、突風的勢いを感じていくことになるかも知れません。
新人としての自分
新しいことを始める人は、何歳だって新人です。プライドや経験が邪魔をして挑戦をやめていないか、あるいは何かに挑戦している人を馬鹿にしていないか、改めて自分に問うてみてください。
どんな時でも「一介の新人」に戻れる人は、自然と失敗を笑いに変えれる強さが備わりますし、また、失敗できるうちに失敗していけるだけの弱さも抱え込んでいくことができます。
自分を白紙に戻すのにも勇気が必要ですが、今のあなたならそれができるはず。
今週のみずがめ座へのキーワード
タブララサ