みずがめ座
正しく首を突っ込むために
何かをすればどこかが変わる
今週のみずがめ座は、他人事の調査研究に従事し、どんなふうに他人事に首を突っ込んでいくかを考えていくような星回り。
特に社会的不平等に見え隠れする集団的無意識の問題について、自分なりに整理していくことで、何かのきっかけをつかんでいくような感じです。
もちろん、運命の分岐点はどこにもでも存在します。仮に上記の短いコメントの通りに行動していくとしても、それを自分自身を前進させるためにこっそりと行う「陰練」にしていくのと、「プログラム化」して公開していくのとでは、公開レベルが限定的なものであったとしても、数手先の未来でさえ大きな違いが生まれてきます。
ただあなたの行為が個人的な方向へむけられるのであれ、社会的連帯へむかうのであれ、要となるのは「変えられるものと、変えられないものの線引きを明確にする」こと。
あるいは、変えられないたくさんのことの中から、どんな些細でも変えられることを1個でも見つけ出すこと。
おそらく、あなたは今、自分の手で楽観的な未来の予感を取り戻そうとしているのかもしれません。
数手先の未来を読むこと
例えば昨今、頻発するようになった集団レイプ事件などのニュースは、日本社会がいかに無意識のうちにレイプ文化を許容してしまっているかを露呈させるのに十分なものでした。
例に慶応大学生のケースでは、集団レイプ事件のせいでミスコンの中止が発表された際、被害者への同情ではなく、せっかくの機会を台無しにされたことへの怒りと不満を表明したのです。
多数の支持者や擁護者を有する文化や産業の担い手=エリートならば、何らかの搾取があってもそれは至極当たり前のことであり、搾取された側もいちいち波風を立てるべきではないと、ついつい考えてしまうような心理構造が、現代の日本社会にも根深く残っていた訳です。
こうした問題について本当に恐ろしいと感じるのは、集団心理の構造そのものというより、当事者がそうした心理構造に囚われていることにまったく気づかない事。
多くの人が直接その渦中にいないにも関わらず、進んでそうした心理構造にはまり込んでいこうとする事。そして、心理構造を暴露し打破しようとする人を憎んでしまうという事です。
さて、ではその上で何をどう行動していけばよいのか。今週みずがめ座の考えるべきはまさにこの後の具体的な手順についてでしょう。
今週のキーワード
楽観的な未来の予感を自分の手で取り戻す