やぎ座
露呈と回復
弱さからの逆統合
今週のやぎ座は、オランダのエルメローという町のごとし。すなわち、弱さを真ん中に据え、自らのアイデンティティーを組みなおしていくような星回り。
人口が3万人にも満たないエルメローは、住民の多くが障害者であり、それを象徴するように街の中心には大きな精神病院が建っているのだそう。
いわば、強さが弱さを統合するというどの社会でも見られる一般的なやり方とは真逆の、弱さが強さを逆統合する形で街がつくられ、家々は、オープンに向き合ってできるだけなだらかな連続性のなかで受け入れている。
その証しとして、病院の敷地内にも多くの住宅が建てられており、逆に市街地にも多くのデイケアや作業所、共同住宅があります。
8月8日(木)にやぎ座から数えて「中長期的な展望」を意味する11番目のさそり座で上弦の月を迎えていく今週は、あなたもまたそんなエルメローの街のように、どうしたら自分の思想にかなった生活を持続的に続けていけるかといったことが問われていくはず。
その際、自らの生命力をいかに回復させていけるかが鍵となっていくでしょう。
タフであり続けるために
例えば、華やかな世界に見えるレースクイーンの世界も、己の身ひとつで勝負しているという意味ではプロレスラーと同じ。
イベントでは裸に近い格好で長時間カメラのフラッシュを浴び続けなければなりませんし、ファンとの握手会や記念撮影でも数百人単位で笑顔の対応をし続けることが求められます。そのため、第一線で活躍し続けるためには何よりも「心身ともにタフでいること」が不可欠なのだとか。
しかし、人間であれば必ずどこかに弱さは抱えてしまうもの。
いつまでも弱さを隠してひとり努力し続ければ続けられるものではありませんし、何よりも周囲のサポートが重要になってきます。あなたはこれまで周囲からどんなサポートを受け、どんな弱みを補ってもらってきたのでしょうか?
今週は、そんな内向きの自分に焦点を当てていく中で、自分にいま何が必要なのかを思い知ることになるかもしれません。
今週のキーワード
マントを脱ぐ