やぎ座
記憶と払拭
やり残した宿題
今週のやぎ座は、「見捨てたのですねと夢に来て問へりいくたびか来てそのたびに言ふ」(真中朋久)という歌のごとし。あるいは、解きそこなった宿題を思い出し、あらためて手を付けていくような星回り。
言葉が足りなかったり、言いたいことが言えないまま相手と別れて、それっきりになってしまうといったことは、誰しもが一度は体験したことがあるはず。
そして時には、掲句のように思いを遺した相手が夢のなかにまで現れることだってあるかもしれない。
そして、今のあなたの中にも、そんなずっと心に引っかかり続けている何かがあるのではないでしょうか。
今週はあなたにとって、そんなかつて自分がやり残した仕事に向き合って片づけていく、決定的なお掃除期間となっていくはず。
少しでもそんな心当たりがあるならば、できる限り細心の注意を払って事にあたり、すっきりしている自分を心待ちにしていきましょう。
記憶の中のタイムカプセル
子ども時代、大事にしていたおもちゃや当時の写真、将来の自分への手紙などを容器に入れて、地中に埋めたことはありませんか?
もし実際にそうした経験はなかったとしても、誰しもが記憶の底にそうした「タイムカプセル」のようなものを持っているものです。
逆行中の土星(やぎ座の守護星)に、目覚めと覚醒の天王星が角度を取り始めたいま、あなたは目の前の不透明な状況に、少しずつ明かりが差してきていることを実感してきているはず。
そんなあなたに必要なのは、記憶に沈んだ思いや、忘れていた願望、昔インプットしたはずの計画を思い出すこと。それらこそがあなたの「宿題」や「手紙」と深い関連があるのです。
うまくいけば、あなたの中で眠っていたものが目を覚ましてくれるはず。
今週のキーワード
想起