てんびん座
優れた教育は須らく孤高の歩み
一期一会ということ
今週のてんびん座は、より優れた教育を受けることを追求していくときです。そして、その追求を導いてくれるのは心の奥深くに湧く「憧れ」の念。
したがって、今週は自分の憧れの対象に再び向き直し距離を縮めていかんとする契機、とも言えるかもしれません。
それは自分にとって偉大な存在、大いなる存在からの確かな呼びかけに限りなく近づいていこうとする、孤高の歩みに他なりません。
燃えるような一歩ごと、胸に刻む一文字ごとが、二度と繰り返されることのない魂の師との「一期一会」。
そこではじける精神の火花こそが、まさに最高の教育となるでしょう。
行間と声を追う
たった数ページの研究成果を残すために、多くの学者は一生涯をかけますが、これが哲学者や宗教者となるともっと短くなるかもしれません。ラマナ・マハリシであれば、おそらく一言の言葉や文字さえもない無言の沈黙でしょう。
事実、古代の賢者はそのほとんどすべてが著作をあえて残さず、弟子にもメモを禁止しました(中には驚異的な記憶力でそれを後になって書き残した弟子達もいましたが)。
ここで何が言いたいのかというと、文字に書かれ、記録に残された目に見える形の中には師の教えの本質はないということです。
従って優れた教育は口伝か行間の中にしかありえません。どうしたらこの世を最高の姿で生き抜けるか、ということを思い描きながら、どうか目に見えぬ声や行間を追っていくことを大切にしてください。
今週のキーワード
孤高に歩む、ただし燃えるような一歩を、「一期一会」、行間と声