ふたご座
求愛するということ
人生の一大事
今週のふたご座は、「女知り青葦原に身を沈む」(車谷長吉)という句のごとし。あるいは、可能な限り魅力的であり続けようとするような星回り。
異性を知るということは人生の一大事であり、それがどれだけの事であるかを思い知ったときの虚脱感を詠んだ一句なのではないでしょうか。
それは別に初体験を済ませたとかそういうことだけではなく、「異性を知る」という通過点を通り越していくということだってあるということ。逆に、どれだけ恋愛しようが家庭を持とうが、ついぞ「異性を知る」ことができずに死んでいく人だってたくさんいるのだと思います。
背丈よりもずっと高い青葦の原に身をへたりこませ、半ば茫然としている。この世には、自分の理解の範疇を超えた、まったく異なる人種がいたのだという“発見”は、それくらいの衝撃を人に与えるものです。
今週、必ずしもそれほどの衝撃にあうと約束できる訳ではありませんが、少なくともそこへ向かっていくだけの自分磨きをしていくことがテーマとなっていくでしょう。
親しみへの感性
男女が親しくなる事は、図形でいえば伝統的に「六芒星」に象徴されます。今週はそうした親しみへの感性をいかに磨いていけるか、ということがテーマなのだとも言えるかも知れません。
この六という数字は、1+2+3であると同時に、1×2×3でもあり、最初の完全数として美の象徴とされ、現代では空気清浄機のフィルターや新幹線の床材に使われるハニカム構造としても使われています。
あるいはより単純に、陰と陽とが合わさった“ちょうどいい状態”と理解しておくのもいいでしょう。
うまくそうした感覚を研ぎすませておくことができれば、あなたはこれまでとは異なる新しい人生がスタートしている感覚を掴んでいくことができるはず。
新しい世界、新しい可能性、新しい境地。その中でどう動くべきか、またどこに関しては触れずにいるべきかが直感のような形で自然と浮かんでくるはず。美、おめでたいこと、ちょうどいい状態、そういうものに着目していきましょう。
今週のキーワード
腰が抜ける