しし座
ひきかえそうか、濡れた子犬を抱えて、はてしない夜の道を
2/16にみずがめ座で起こる新月が、受け取る愛から支える愛、与えていく愛に変化していくことを告げるようなイベントを引き起こしていくでしょう。
新月みずがめ座28度は、客観視点を自在に使える最終タームに所属していて、次のうお座の準備をする度数です。客観であるがゆえに愛の正義に固執して、身動きしにくくなっている状況から、柔らかく自在な感性のうお座のやり方を予習しようというのが、今回の新月の意図です。
金星はすでにうお座に移動して、今後の長い付き合いのためならば、あらゆる事象を受け入れ楽しもうとしています。火星はいて座にいてより遠くにある理想の関係をつかもうと自在に動こうとしています。
少し閉塞感のあった前回の満月で、内省と様子見をするしかなかった人たちは、自身が本当に欲しい関係を手に入れるために少しだけやわらかく身をよじるでしょう。
ひきかえそうか、濡れた子犬を抱えて、はてしない夜の道を
あなたは今、こういうふうに見えるけれど? と容赦のない指摘が刺さるような新月の影響です。
どうせこんなふうに見られているとか、思われているとか、やさぐれぎみで暗い目をすると、人目を引く独特の魅力が自分に備わっていることを、あなたはもちろんご存じですよね? より非日常へ行くための演出が、今期のしし座の恋愛には重要なのだと思います。
こんな恋はするんじゃなかった、と、少し前のウキウキした気持ちにわざわざ水を差すような気分になって、もっと何かドラマックな展開はないのだろうか? 盛り上がるきっかけは? と模索することで、あなたが今の恋愛の主役であることが決定するのでしょう。
交際中の人は少し喧嘩をしたり、遠慮しないで甘えてみたり、今後の伸びしろを模索するべきだし、片思いやお相手募集中の人は、こんなわたしには誰もついてこれないだろう、と自分の世界にひたりきってみるのが良いのだと思います。
どちらにしろ、感情を押し殺すことなく、自分の欲しいものを知っているしし座の生き様としての恋愛は、自分をプロデュースする力が問われます。
ひとりでは寂しいんだ! だからといって妥協はできないんだ! ということをいかに自分にも相手にも納得させることができるのか、深みのあるドラマが始まります。
また自分の心情を重ねられるような映画や小説などにも縁のある期間ですので、ただ同一視するのではなく、周辺の登場人物やキャラクターたちの想いやふるまいもよく読み取ると、発見することも多いでしょう。
しし座への恋愛キーワード
子どもの頃の写真、途中下車