ふたご座
ひとつ開き、そしてまたひとつ膨らます
年明けてすぐの1月2日、やぎ座の太陽を浴びてかに座の満月が訪れます。
ルールや約束によって、心情を満たすというこの日の満月は、ある意味、責任を伴った重いものです。イメージとして夢の箱に閉じ込めておけばラクできたのに、現実として形を成したとたんに、重圧感を感じ逃げ出したくなる感覚もあるかもしれません。
わたしたちは地上に生きて生活していきます。恋愛だけがそこから逃れて夢を見る部分だという考え方も否定はできませんが、1月前半の恋愛運に影響を与える今回の満月は、現実主義で具体的な何かをなそうとします。
またこの時期の新しい出会いは、軽い気持ちで付き合いを始めることはできないでしょう。運命の相手かもしれないと思うほどに吟味するための時間が必要になります。
ひとつ開き、そしてまたひとつ膨らます
先月までの鼓動は落ち着きつつあり、あるべき方向と状況に正しく向きを変えました！ という実感を得るでしょう。
あなたにとって年を改めるというのは、方向を定め、落ち着くということにほかなりません。
先に進むための駆け引きは、疲弊するだけという愛の秘密に気が付いたあなたは、他愛のない言葉のやりとりによって、ふたりの関係性の中に長い時間を掛けて自分自身が責任として引き取っていくという重責の荷が軽くなってもいきます。
全てのヒントは相手の言動の中にあり、あなたひとりが抱えて沈むような問題ではないのです。
しかし普段の身軽さを失った今期のあなたは、翻弄されくるくると回っていたときの方がまだラクだったかもしれない、とふと思うかもしれません。
包みを開けるまでの好奇心の時間が最高で、中身を知ってしまった後はそれがどんなに素晴らしいプレゼントでも、興味を失ってしまう。そのことに驚いたあなたは、新しい憧れや希望が込み上げてくるでしょう。
たとえ、それがしがない妄想とわかってはいても、別の包みを開いてみたいという心からの欲望にさからうことはできないかもしれません。しかしそれは時期尚早です。今期は手元の結果を見つめて味わうことの方が重要です。
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