かに座
内側に眠る自分の隠された情熱に気が付くとき
自分らしさの追求に、全体の意識が向かう時期かもしれません。ここまでの長い期間は、たとえば、こうすれば好かれる、こんな風なら問題なしみたいなやんわりとした“枠”があり、何となくみんなが多かれ少なかれ、それに従っていた感じ。が、ここで、今までその流れに違和感を覚えていた誰かが、「好かれなくても、問題があっても、私は私らしくいたい」と宣言し、それに従った行動をとり始める。そして、実はそう思っていた人は少なくなく、このことをきっかけにそれぞれの声の上げ方で、「こういうのは、私の好みじゃない!」「私はもっとこうありたい!」と言い出すような。
当然波紋は広がるしストレスもかかりますが、どこか一定の方向ばかりだったときに比べ解放感があり、状況に風穴があけられた雰囲気があります。
月頭はまだ雰囲気も柔らかいですが、段々それぞれの主張は濃くなりそう。たとえば「自分の気持ちより好かれることが大事なの?」「無難にやり過ごせれば、それでいいの?」と、時にこれまで何となく雰囲気でごまかし気味だった部分に対し、直球の疑問を投げかけてくるのでは。
対立するものはするし、合わない者同士は合わない、とはっきりわかるときです。どうしても理解してもらえる場所や相手のところで固まりがちですが、今正面からくる問題は、とてもいい意味で自分の痛いところを突いてくるのかも。そこは遠からず、突かれても痛くなくする必要があるのでしょう。なぜそこに痛みを感じるのか、じっくり考えてみるといいですね。
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内側に眠る自分の隠された情熱に気が付くとき
心穏やかで人とのかかわりが楽しい時期から一転。心の中で何かが引っかかり出し、現実の関係や状況に対し、本当にこれでいいのかな?と思い始めるときでしょう。
まず月頭は、現在進行形の関係は良好な時期。相手に対し愛情深くいられそうです。また最近新たに広がりつつある人間関係は、考え方が合い自然に信頼できる人が多いかも。学歴が高かったり裕福だったりして、ある意味“将来性が感じられる相手”も多いようですが、そういう自分の中の堅実さに自分自身が少しモヤっとするのでは。たとえば、相手のスペックに惹かれているのでは?、安全にいることばかり気にして、情熱が感じられない…みたいに思うとかかな。実際にかに座がそういうことばかり考えているわけではないのだろうけど、情熱より穏やかさを優先しているというのは確かなのかも。誰に責められるわけでもないけれど、何かが気になり、自分の行動にブレーキがかかる。そんな時期です。
月半ばはそのブレーキがより強めに、あからさまに、かかり出すタイミング。特に、ここまでむしろ好意的にかかわってきた人(気になる人や友人共に)に対し、反発心を覚えやすくなりそう。多分かに座は、愛情と同じくらい、よりありのままの自分と自分自身の個性やパワフルさをそのまま発揮したがっている面があるのかも。ただ、どっちかというと最近は「個性的で気ままな人を優しくサポートするかに座」みたいな構図で、物事がうまくいっていたのかもしれません。それは楽しく自分からそうしている面もあったけれど、なぜ自分は受け入れる側なのだろう?とそこには疑問があったのでは。愛情を傾けること自体はよくても、無条件でそうする人とは思われたくない。そんな心理もありそうです。
ただかに座がデリケートで優しい気持ちを持っていること自体は素晴らしく、それはあなたの財産でしょう。大事なのは、今自分はどうしたがっているのかな?に気付くこと。自分や人を責めたくなるときは、落ち着いてそこを考えてみましょう。直感もすぐれたときなので、悩んだときは理屈よりそちらを優先してみて。