こんにちは、みきしろです。
最近では写真撮影はすっかりiPhoneのみとなり、デジカメはほとんど使わなくなってしまいました。
ですが、いくらiPhoneのカメラ性能がアップしてきているとはいえ、画角や焦点距離には限界があります。
そんなiPhoneのカメラの限界を突破させてくれるのが拡張レンズキットの存在。
今回は、使い勝手の良いクリップレンズのうち、『エレコム P-SLMRD』を実際に使って試してみました!
なお、本記事内のサンプル写真は、すべてiPhone 6 Plusで撮影。
トリミングやHDRなどの処理は一切加えていないものとなります。
細かいものに近寄って撮影するときに便利なマクロレンズ
まずは、通常のままのiPhoneカメラで撮影した写真を見てみましょう。
これは、硬貨にピントが合うもっとも近い距離で撮影したものになります。
だいたい、硬貨1枚が全体の8分の1くらいに収まるサイズまでしか近寄れませんね。
ちなみに、それ以上近寄ろうとすると、このようにピントが合わせられなくなってしまいます。
ところが、マクロレンズを装着することで、かなり近くまで寄ってもピントが合うようになりました。
かなり細かい部分までハッキリと見えますね!
しっかりとピントが合うのは中央部のみで、周辺部はどうしてもピントがボケてしまいますが、そのあたりは後からトリミングをするなどして対応しましょう。
広角および魚眼レンズは周辺部のピンボケがけっこう大きい
次は、広角レンズと魚眼レンズの使い勝手を見ていきましょう。
まずは、通常のままで撮影したもの。
手前の家屋は屋根が一部だけ見えている状態ですね。
これに広角レンズを装着すると、上下左右ともにかなり広く撮影できるようになりました!
ケラレ(四隅の黒い影)がまったくないのも嬉しいですね(^_^)
一方、こちらはさらに広範囲を撮影できる魚眼レンズを装着した場合。
撮影場所の足元近くまで入り込むようになりました。
ごくわずかなケラレは見られますが、ほとんど気にならないレベル。
広範囲を撮影したときにも便利ですが、何人もの友だちと一緒に自撮りをするような場合にも使えます。
近距離からでも広範囲が映るので、セルカ棒がなくても全員を写真に収めることができますよ(^_^)
付け替えは楽ちんだが、使用時は嵩張ってけっこう邪魔
本製品には、クリップが2つ含まれます。
ひとつは魚眼レンズに固定、もうひとつはマクロレンズに固定となっていて、ワイドレンズはマクロレンズに重ねて装着して使います。
クリップ部分とレンズの付け替えが必要ないことに加え、クリップサイズが大きいので付け替えの作業もとっても楽ちん。
ですが、逆に使っているときはクリップ部分が嵩張って邪魔になってしまいます。
基本的には通常のままのカメラで撮影をして、どうしても必要なショットでのみ拡張レンズを装着したいという方に向いた製品ではないでしょうか。
なお、本製品はAmazonにて2,700円で購入できますよ(^_^)
明日は、『サンワダイレクト 400-CAM034』というクリップレンズを紹介する予定なので、そちらもお楽しみに!