相手の顔を見ながらビデオ通話ができる『FaceTime』。
iPhoneやiPad、Macが相手ならば通話料が無料で利用できるため、iPhoneが広く普及するにつれてますます便利な存在になってきました。
ですが、通話料は無料と言っても、データ通信量に応じた通信料は発生します。
今回は、FaceTimeおよびFaceTimeオーディオで実際にどのくらいのデータ通信量が発生するのかを検証してみました!
FaceTimeの通話料は無料だけどデータ通信量は?
そもそもFaceTimeの料金ってどうなってるの? という問題から。
FaceTimeは電話感覚で利用でき、通話がかからず無料で使えるという特徴があります。
ここで注意が必要なのは、あくまで電話の通話料金がかからないというだけであり、データ通信量に応じて通信料は別途発生するということ。
つまり、Wi-Fi環境ならば完全無料ですが、定額制のデータ通信プランなどの環境で使う場合、FaceTimeでの通話時間に応じてデータ利用量が消費されるというわけです。
FaceTimeのビデオ通話はWi-Fi必須!
では、実際にFaceTimeのデータ通信量はどのくらいになっているのでしょうか?
通話時間を変えつつ、ビデオ・オーディオそれぞれで20回ほど確認してみました。
データ通信量を確認するには、FaceTimeアプリを開いて、表示される履歴の右端にある「i」マークをタップします。
同一の相手に対しては、直近の通話の履歴だけが表示されるようになっているようです。
今回は、2分で56.3MBとなっていますね。
時計を見ながら、ほぼ2分ジャストで測定しているので、1分あたりのデータ通信量は28MBになります。
通話時間を変えてみたり、カメラに写る映像の動きを変えてみたりもしたところ、若干の上下はあるようですが。
おおよそ、1分あたりで28〜30MB程度のデータ通信量という結果になりました。
1時間もFaceTimeでのビデオ通話を続ければ、2GB近いデータ容量を消費してしまうので、基本的にはWi-Fi環境で利用するのが安心ですね♪
ちなみに、2014年に書いた記事では1分あたり6MB程度だったので、カメラ性能や映像の処理能力などの向上にしたがって、通信量も大きくなっていることがわかります(^_^ゞ
音声通話のFaceTimeオーディオのデータ通信量は?
一方、FaceTimeと同じ仕組みでありながら、ビデオを使わずに音声だけで通話するFaceTimeオーディオではどうなるでしょうか?
映像データのやり取りをしない分、データ通信量はかなり小さくなると予想されましたが、実際に測定してみたところ、どの状況でも1分で1MBを超えることはありませんでした。
だいたい1分あたり0.8〜0.9MB程度だったので、1時間ほど通話しても50MBにしかなりません。
これならば外で使ってもあまりデータ容量を消費しないので、定額制の通話プランに加入していない場合などに重宝しそうですね。
割り込み通話に対応したりと、iOSのアップデートにともないさらに機能が充実してきているFaceTime。
周囲にiPhoneユーザーが多い場合は、使い勝手的にもコスト的にもすごく便利なので、いままであまり使ってこなかった方もぜひ活用してみてください!