iOS 11の目玉機能として話題になっているのが、AR(Augmented Reality:拡張現実)の存在。
ARやVRなど、言葉は良く聞くものの、実際にどんなものか想像しにくいという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、以前にご紹介したゲームの中から、アップデートでARに対応したものを実際にプレイしてみたいと思います!
現実世界とゲーム世界を融合した新しい世界
ARを採り入れたアプリ自体は、さかのぼればiPhone 4の頃からも存在します。有名どころでは「ARMissile」というアプリもありましたね(^_^)
しかし、iOS 11ではOSとして正式に対応したこともあり、現在はAR対応アプリが続々と出てきている状況です。
そこでAR対応ゲームの中でも、元が素晴らしいゲームをピックアップして実際に試してみましょう。
こちらの『Splitter Critters』というゲームアプリは、画面をスワイプで分割するという斬新さで人気となった傑作パズルですが……。
ARモードに切り替えると、カメラに写った現実世界がそのまま背景になります。
こんな感じで、目の前の空間にゲームのステージが登場しました! すごい!
当然ながら、現実世界にはこんなステージは存在せず、あくまで画面の中だけの話。
つまり、カメラに写った現実世界がゲームオブジェクトによって拡張され、現実とゲームの両者が融合した形でiPhoneの画面内に広がるわけですね♪
ゲームの基本的な操作方法は変わりませんが、ARに最適な画面アングルを見つけるためには、自分自身が動き回る必要があります。
拡大したければ近寄り、角度を変えたければiPhoneの向きを変えるのです。
面倒と言えば面倒ですが、ゲームオブジェクトがよりホンモノらしい存在感を持って感じられるので、これが意外と楽しい♪
アイデア次第ではさらに面白く
実のところ、現在登場しているAR対応ゲームのうち、大半はただカメラに写った現実世界を背景にしているだけだったりします。
そのため、現実が拡張されたという感覚が薄く、ARという看板に拍子抜けすることも多々あります。
ですが、それもアイデア次第でいくらでもおもしろくなるんです!
たとえば、『Splitter Critters』の場合、ステージをクリアすると主人公が宇宙船に乗って飛び立つのですが。
これをARで行うと、目の前の箱形ステージから宇宙船が飛び出して、あたかも現実の空に飛び立って行ったように見えちゃいます(^_^)
あるいは、「この箱って中身どうなってるんだろう」と感じた好奇心を満たすために動いてみると……。
なんと、箱の内側から外の現実世界を覗くことができました!
パズルゲームとしての本質にはまったく関係ありませんが、ARというものの活用アイデアとしてはなかなかおもしろいですね♪
他にも、たとえば脱出ゲームで必要なアイテム(ロープや金槌など)を、現実世界で用意してカメラに写すなど、現実を拡張しながら楽しむゲームはこれからたくさん登場するでしょう。
今はまだ手探り感の強いiOSのARアプリですが、今後の展開には大いに期待できますよ!
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