iOS 10には、「ユニバーサルクリップボード」機能が備わり、ようやく、iPhone、iPad、Macの間で、コピー&ペーストが可能になりました!
ただし、ユニバーサルクリップボードを利用するには、いくつかの条件をクリアしている必要があります。
ユニバーサルクリップボードが使えるデバイスとOS
ユニバーサルクリップボードを使えるデバイスは、以下の通りです。
iOSデバイス(iOS 10以降)
- iPhone 5以降
- iPad Pro
- iPad(第4世代)
- iPad Air以降
- iPad mini 2以降
- iPod touch(第6世代)以降
Mac(macOS Sierra以降)
- MacBook(Early 2015以降)
- MacBook Pro(2012以降)
- MacBook Air(2012以降)
- Mac mini(2012以降)
- iMac(2012以降)
- Mac Pro(Late 2013)
ユニバーサルクリップボードを使うための設定
デバイスとOSの条件を満たした上で、ユニバーサルクリップボードを使うための設定も行う必要があります。その設定は、以下の通りです。
- すべてのデバイスで、同じApple IDを使ってiCloudにサインインしている。
- すべてのデバイスで、Bluetoothがオンになっている。
- すべてのデバイスで、Wi-Fiがオンになっている。
ここまで条件が揃っていて、ようやくユニバーサルクリップボードが使えるようになります。
ユニバーサルクリップボードを使う
あとは、デバイス間でコピー&ペーストするだけです。
ここでは、MacBook Proでコピーしたテキストを、iPhone 7のメモ帳にペーストしました。
画像の場合は、ちょっと時間がかかるようで、「ペースト中」と表示されました。
気を付けなければいけないのは、ユニバーサルクリップボードには、最新のコンテンツしか保持されないということです。
他のデバイスにペーストしたいコンテンツをコピーしたものの、さらに別のテキストや画像をコピーした場合は、上書きされてしまうということです。ですので、コピーしたらすぐに別のデバイスでペーストしなければならないのです。
使える条件も厳しいですし、最新コンテンツを1つしかコピー&ペーストできないしで、使い勝手が良いとはあまり言えませんが、専用アプリを使わなくてもデバイス間でコピー&ペーストできるようになったことが便利なのはたしかです。