当たり前ですが、iPhoneはいろいろな場面で音が鳴る端末です。
そして、その音量は任意に調節することができます。
ですが、音量を調節していて、不思議に思ったことはありませんか?
たとえば、ヘッドフォンをしていたときは普通に聞こえていた通話の音量が、スピーカーを使ったら小さすぎて聞こえなかったとか。
あるいは、音楽を聴いた後にゲームを起動したら、音量が大きくなりすぎていてびっくりしたとか。
こうした、一見しただけではよくわからない現象が起きるのは、
- iPhoneには複数の音量の種類がある
- それぞれの種類で音量が記憶される
からなんです。
実は、iPhoneには(わかっている限りで)合計で8種類もの音量の種類があるんです。
8種類それぞれが音量を記憶するのですから、そりゃあ複雑にもなるというものですね♪
1.着信・通知音
※[設定]→[サウンド]で、着信音と通知音の[ボタンで変更]がオンになっている前提で進めます。
着信音と通知音は、同じ種類の音量として扱われます。
ホーム画面で本体横の音量ボタンを押したときに変更されます。
また、この音量はスピーカー利用時でもヘッドフォン接続時でも一緒。
ヘッドフォンをしている最中に音量を下げれば、スピーカー時の音量も同じく変更されます。
2.シャッター音
シャッター音の音量は、スピーカー利用時でもヘッドフォン利用時でも一緒。
なおかつ、変更することができません。
3&4.音楽とアプリの音
音楽再生とアプリ(ゲームなども)の音量は共通のものとして扱われます。
ゲームプレイ中や音楽再生中、およびコントロールセンターから調節することができます。
音楽を聴いた後にゲームを起動したら、音量が大きくなりすぎていてびっくりというようなことが起きやすいので注意しましょう。
なお、スピーカー利用時とヘッドフォン利用時の音量は別々の種類として扱われます。
たとえば、ヘッドフォン接続時に音量を6にしたとします。
その後、ヘッドフォンを外してスピーカー利用時の音量を2に変更しても、再度ヘッドフォンを接続すれば音量6が記憶されているというわけです。
5&6.通話音
通話音(受話音)の音量は、着信音などとはまた別のものとして設定されています。
また、これもスピーカー利用時とヘッドフォン接続時の音量は別々の種類として扱われます。
音量の調節は、通話中にしか行うことができません。
すぐに確認したい場合は、「留守番電話」にかけて確認してみましょう。
7&8.Siri
これまでの種類に加えて、なぜかSiriの音量も別のものとして設定されています。
また、これもスピーカー利用時とヘッドフォン接続時の音量は別々の種類として扱われます。
普段はあまりSiriを使うことがなくて、さらにポケットの中でホームボタンの長押しをして意図しないSiri声にびっくりした――なんて人は、Siriの音量だけを最小にしておくと便利かもしれませんね。
以上、ヘッドフォン接続時のものもあわせると、合計で8種類の音量があることになります。
これを理解しておけば、意図しない音量の変化や、逆に変更されていない音量に戸惑うこともなくなりますね♪