一人で遊べるトランプゲームといえば、ソリティアが定番中の定番。
昔からWindowsを使っていた人の中には、かなりハマったという人もいるのではないでしょうか。
(昔のWindowsには標準でソリティアが入っていて、誰もが一度はプレイしたものなんです)
スート(ダイヤやスペードなどの記号)ごとに、エースからキングまで順番に重ねるだけのゲームなんですが、シンプルなだけにその中毒性はすごく高いのが特徴。
ヘタをすれば、何時間でもプレイし続けてしまうという危険なゲームなのです☆
そんなソリティアの新しいゲームが、リリースされて間もない「ソリティア戦記 アイリア」です!!
デジハリことデジタルハリウッド大学とのコラボで生まれたという話題作なので、さっそくプレイしてみました♪
ソリティアとカードRPGの融合
最近のカードRPGは、どうにも似たような印象を受けるものが少なくないですよね。
もちろん、バトルシステムやストーリーなどがよく考えられた良作もありますが、まったく捻りもないままにイラストや名称を変えただけのゲームも、実はけっこう存在しています。
しか~し!
ソリティア戦記 アイリアでは、昔ながらのソリティアのルールとカードRPGを融合させることで、かなり新しい感覚のゲームとなっているんです!!
カードRPGとしての基本的なルールは、それほど突飛なものではありません。
属性による有利不利の効果や、合成・進化による強化、デッキ編成など、そのあたりは一般的なものといえます。
特徴的なのは、そのバトル方法。
1から5までの数字が振られたカードをソリティア風に重ねることで、攻撃力を高めることができちゃうんです!!
場に並べられるカードは9枚。
このうち、隣り合う縦または横のカードと数字が一違いの場合、小さい方の数字を上にしてカードを重ねることができます。斜めまたは2つ以上離れたカードは重ねられません。
数字は1から5まであり、5枚重ねると最大パワーでの攻撃となります。
どんな順番で重ねるかという部分に、ソリティアらしい楽しみがいっぱい♪
たとえば、このような形で並んでいる場合、
- 真ん中の2を右の3に重ねる
- そこに右上の1を重ねる
- 1から3まで重ねたものを、さらに右下の4に重ねる
といった順番での重ね方が考えられます。
また、カードを重ねて空いたスペースには、山から新しいカードを引くことができます。
どんなカードが引かれるかは運次第で、このあたりもソリティアの感覚に近いですね。
一方、カードRPG的なバトル要素として、属性の効果もあります。
アイリアの場合、一番上に重ねたカードの属性が適用されるので、必ずしも1から5までを重ねるのが一番とは限りません。
どう重ねて、どのタイミングで攻撃するのがよいかなど、いろいろ考える要素もあっておもしろいですね。
で、いろいろと書いてはいますが、実は基本的なルールはこれだけ。
とてもシンプルなので、複雑なのは苦手だという人でも簡単に遊べると思いますよ☆
ちなみに、私はかなりハマりつつあります。中毒性高いよ~!
デジハリ大学とのコラボ作品。ゲームのアイデアやイラストも学生たちが手がける
このゲームのもうひとつの特徴が、アネックス株式会社とデジタルハリウッド大学とのコラボによって生まれたという点。
デジハリ大学で行われた企業ゼミナール授業の一環で制作されたとのことです。
ソリティアとカードRPGを組み合わせるというアイデアは、学生たちの自由な発想から生まれ、ストーリーやスキルなどのアイデアも学生たちの発想をもとに作られているんですって!
ちなみに、カードのイラストも、その多くが学生たちの手によって描かれているとのことで、ゲーム制作の道に進みたい学生さんにとっては、ものすごく良い経験になったのではないでしょうか。
しかも、その成果をこうして基本無料で遊ばせてもらえるんですから、ホントにありがたい限りです。
制作に携わった学生の皆さん、ありがとう!!
記事で紹介したアプリ
※販売価格はレビュー作成時のものなので、iTunes App Storeにてご確認くださるようお願いします☆