ビートルズ、ストーンズ、U2、ニルヴァーナ…。まだまだ数え上げれば切りがないほどの数、そして誰もが名を知る超有名アーティストたちを写真に納め続けてきた最強のロック・フォトグラファー、アントン・コービン。彼に密着したドキュメンタリー映画「アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影」が、なんと4月6日の劇場公開前に iTunesストアで期間限定配信中です♪
映画は特にストーリー仕立てというわけでもなく、彼の写真作品を挟みながら、インタビューや撮影風景が淡々と進みます。 彼の作品はオフィシャルサイト(http://www.corbijn.co.uk/)をご覧になっていただきたいのですが、例えば U2 の「Joshua Tree」のアルバムジャケットの写真。広大な大地に立つ4人の男の写真から感じられるのは、追い求め、さまよい続ける人間の苦悩、不安、未来への一縷の希望といった人間の内面に根ざすでものはないでしょうか。彼の写真はいつも壮大なドラマなどではなく、荒涼とした「ひとの心」を写し出しているように思えます。 映画の中で彼自身が語る少年時代の思い出、そして妹へのインタビューから、彼の持つ孤独、疎外感がわかります。もちろんそれは彼の作品が持つ雰囲気と通じ、作品のバックグラウンドであることが理解できます。 しかしそれと同時にその孤独や疎外感は、被写体になったアーティスト、そして作品を眺める我々を含めた誰もが持つ人間の普遍的な精神でもあるとは言えないでしょうか。 結局人は、「生まれてから死ぬまでひとり」なのです。それは人が「心」を持った瞬間から負うことになった足かせであり、我々はそこから逃げ出すことはできません。 「ロック」の持つ反骨精神、衝動性は、それを向ける相手があってこそ外側に向けた単純な攻撃となり得ます。が、それが自分の内側、ある種の疎外感や孤独による閉塞からの脱出のために向けられたなら…。わたしたちは、よりその音楽に共感できる可能性があります。 アントン・コービンの写すモノクローム写真も彼の孤独感とは切っても切れない世界であり、だから私たちの目を惹き付けるし、魅力を感じるのでしょう。 U2、ニルヴァーナ、デビッド・ボウイ、ビョーク、ジョイ・ディヴィジョン、デペッシュ・モード、マイルス・デイビス、メタリカ…。 そういったアーティストや、ロックという音楽そのものに関心のある方、そして写真が好きな方には、とても興味深い映画ではないでしょうか。「アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影」のiTunesストアでの配信は、4月5日までの期間限定となっていますので、お見逃し無く! ちなみにAmazonで購入できる作品集としては、彼が監督した U2 やニルヴァーナなどのミュージックビデオを集めたコンピレーションDVD「DIRECTORS LABEL アントン・コービン BEST SELECTION 」や、年代ごとに代表作を集めた写真集「Famouz: Anton Corbijn Photographs 1975-88」、「Anton Corbijn: Star Trak」 、「Anton Corbijn: Inwards and Onwards」などがあります♪
「アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影」は、70年代から活躍する写真家、アントン・コービンに4年の間密着したドキュメントムービーです。映画を通して彼の作品、そして仕事の模様をかいま見ることができます。また彼の作品のバックグラウンドを明かすかのように、彼が幼い頃の思い出を語ったり、彼の被写体となったアーティストが彼について語ったりという場面がちりばめられています。 映画のトレーラー映像はこちら♪ 「アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影」 公式サイト (http://antoncorbijn-movie.jp/) TRAILER (http://antoncorbijn-movie.jp/movie.html)
映画は特にストーリー仕立てというわけでもなく、彼の写真作品を挟みながら、インタビューや撮影風景が淡々と進みます。 彼の作品はオフィシャルサイト(http://www.corbijn.co.uk/)をご覧になっていただきたいのですが、例えば U2 の「Joshua Tree」のアルバムジャケットの写真。広大な大地に立つ4人の男の写真から感じられるのは、追い求め、さまよい続ける人間の苦悩、不安、未来への一縷の希望といった人間の内面に根ざすでものはないでしょうか。彼の写真はいつも壮大なドラマなどではなく、荒涼とした「ひとの心」を写し出しているように思えます。 映画の中で彼自身が語る少年時代の思い出、そして妹へのインタビューから、彼の持つ孤独、疎外感がわかります。もちろんそれは彼の作品が持つ雰囲気と通じ、作品のバックグラウンドであることが理解できます。 しかしそれと同時にその孤独や疎外感は、被写体になったアーティスト、そして作品を眺める我々を含めた誰もが持つ人間の普遍的な精神でもあるとは言えないでしょうか。 結局人は、「生まれてから死ぬまでひとり」なのです。それは人が「心」を持った瞬間から負うことになった足かせであり、我々はそこから逃げ出すことはできません。 「ロック」の持つ反骨精神、衝動性は、それを向ける相手があってこそ外側に向けた単純な攻撃となり得ます。が、それが自分の内側、ある種の疎外感や孤独による閉塞からの脱出のために向けられたなら…。わたしたちは、よりその音楽に共感できる可能性があります。 アントン・コービンの写すモノクローム写真も彼の孤独感とは切っても切れない世界であり、だから私たちの目を惹き付けるし、魅力を感じるのでしょう。 U2、ニルヴァーナ、デビッド・ボウイ、ビョーク、ジョイ・ディヴィジョン、デペッシュ・モード、マイルス・デイビス、メタリカ…。 そういったアーティストや、ロックという音楽そのものに関心のある方、そして写真が好きな方には、とても興味深い映画ではないでしょうか。「アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影」のiTunesストアでの配信は、4月5日までの期間限定となっていますので、お見逃し無く! ちなみにAmazonで購入できる作品集としては、彼が監督した U2 やニルヴァーナなどのミュージックビデオを集めたコンピレーションDVD「DIRECTORS LABEL アントン・コービン BEST SELECTION 」や、年代ごとに代表作を集めた写真集「Famouz: Anton Corbijn Photographs 1975-88」、「Anton Corbijn: Star Trak」 、「Anton Corbijn: Inwards and Onwards」などがあります♪