iPhone用の写真加工アプリ「CameraBag」の発売は、2008年9月。もう4年以上が経ちます。トイカメラ風やビンテージ調にワンタッチ加工できる手軽さが便利で、かつては定番としてよく使っていました。しかし次々と出てくる数々の新しい写真アプリの中に埋もれてしまい、最近では使用頻度激減。そんなCameraBagがこの度メジャーアップデートして、別アプリとして登場☆ しかもMac/PC用のCameraBag 2と同じ32ビット・アナログ・エンジンを使っているということで、期待しつつ、さっそく試してみました♪今回試したのは、iPad用の「CameraBag 2 HD」です。iPhone用には「CameraBag 2」があります。 結論から言うと、「CameraBag 2 HD」には目新しい機能は全くありません。よってApp Storeのランキングの上位に入ったアプリや巷で話題の写真アプリを一通り持っていれば、無くても困らないアプリではあります。 が、用意されたフィルターを使って写真を加工するという点においては、秀逸。写真加工アプリの定番として、いろいろなアプリを試す前にまず使ってみて欲しいアプリとなっています。 機能はシンプル、質実剛健。写真を選んだら、フレームとフィルターを選ぶだけです。フィルターは50種以上、フレームは20種以上あるので、組み合わせていろいろ楽しめます。フィルター強度はスライドバーで微調整できますが、フィルターによって調整項目が違い、きめ細かい調整も可能です。「Advanced」を選ぶとコントラストやシャドウ、ハイライトなどの基本的な補正ができます。1枚の写真から、いくつか加工してみました。さすが定番アプリのCameraBag! バージョン2.0ではフィルター数も増え、このタイプの加工アプリとしては全く文句の付けようがありません。肝心な加工後の仕上がり、フィルターの出来が良く、いろいろなパターンで使えます。「CameraBag 2 HD」には目新しさがないので、App Storeランキングの上位には入らないかもしれません。けれど質実剛健、内容のしっかりしたアプリなので、自信を持ってオススメします。特にiPhoneを手にしてから写真に興味が出て、これからいろいろ加工してみたいという方の最初の1本目のアプリとして最適ではないでしょうか。