有料・無料あわせて、数えきれないほどのTwitterクライアントがあり、いろいろ試している方も多いことでしょう。メインで使うアプリの選択基準は、動作の軽快性、高機能であること、単純に使いやすさ、と様々だと思います。私の場合も使いやすさで選ぶ他に、「Favstarで見る」や「Facebookに同時ポスト」などのプラスαの機能も欲しくて、複数のクライアントを使い分けています。今回ご紹介する「Slices for Twitter」は、Twitterでのコミュニケーションというよりも主に情報収集に使えそうな機能を取り揃えた、面白いクライアントアプリです。今までに無い斬新なインターフェースで、実は私もまだ使いこなせていません 笑。しかしちょっと便利かも!という機能もありますので、その辺りをご紹介しようと思います。
「Slices for Twitter」の基本的なコンセプトは、タイムラインを「スライス」して整理、欲しい情報に簡単にアクセスすることにあります。「スライス」したユーザーはグループとしてフィルタリングされ、タイムラインとは別にまとめて閲覧することができます。
新しいスライスを作るにはメニューを開いたあと、「Manage Slices...」→「New Slice」から、タイトルを付けてユーザーを選択する様になっています。「えっと…、これまでのリストとスライス、どう違うの…?」というところですが、今のところその2つの間に違いを感じられません…。ただ「Slices for Twitter」では、スライスの切り替えがとてもスムーズです。タイムラインやスライス閲覧中に上部タイトルをタップするとスライス一覧が出てきて、簡単に移動することができます。便利なのが、スライス閲覧中にホームボタンをタップするとメインのタイムラインがウインドウで開き、確認できるところです。ウインドウ外を再タップで、ウインドウは閉じます。これによって過去のスライスを読みながら、タイムラインの新着をチェックすることが容易です。これに馴れてしまうと、タブを切り替えてまた戻ってくるのが億劫になりそうです。メニュー画面を下の方にスライドするとメンションやDM、フェイバリット、リストの他に、「My Tweets」で自分のつぶやきを、「People」でフォロー・フォロワー・オススメユーザーの確認を素早くできるようになっています。「My Stats」という項目は、タイムラインを様々な角度から分析した結果を見ることができます。タイムラインで、「一番つぶやいてるのは誰かな?」「時間帯別のつぶやき数は?」「一番RTされたつぶやきは?」といった統計がわかります。これらの統計は最新のツイートを分析したもので、一番下に分析対象のツイート数が書いてあります。「Load More」をタップして、過去のツイートを対象に加えていくことができます。更にメニューを見ていくと、「BOOKMARKS」、「Manage Zip It」といった項目があります。ユーザープロフィールページの右上から呼び出したメニューで、それらの個別登録ができます。「BOOKMARKS」に登録しておけば、見逃したくない特定ユーザーがいる場合に便利です。また、「リスト」もブックマークできます。 「Zip」に登録したユーザーは、ツイートがミュートされます。検索時にTwitter全体やタイムライン以外に、メンション、フェイバリット、自分のツイートに絞って検索できるのも便利そうですね♪いろいろとTwitterクライアントを試してみても、第一印象が悪くて即削除してしまうこともしばしばあります。その点「Slices for Twitter」は、なかなか他に無い特徴的な機能を盛り込んだ良アプリとなっており、もう少し使い込んでみようかな、という気にさせてくれます。そして付け加えると、webアプリとしてベータ版が公開されており( http://slices.me/ )、母艦のブラウザとの同期が可能な点も魅力の一つとなっています。お使いのクライアントで満足しているかたも、ぜひチェックしてみてくださいね!