今や専用のカーナビにも劣らない性能を持つようになったiPhoneの“ナビアプリ”。
運転時にカーナビ替わりに活用しているという方も少なくないのではないでしょうか。
一方で、普段あまり使わない方にとっては、いくつか気になる点もあるはず。
今回は、その中でも最たるものと思われる「ナビアプリのデータ通信量」について比較検証してみました!
利用したアプリは
①Appleの標準マップ
②Google Map
③Yahoo!カーナビ
の3つ。
街中を約10km、時間にして約25分程度のルートをナビアプリを用いて走行。もちろん、3アプリとも同じルートで検証しています。
いずれのアプリも航空写真は使わない標準的な表示で、音声案内付きのナビを実施。
では、実際にどれくらいのデータ通信量になったかを見ていきましょう♩
Appleの標準マップはデータ通信量が優秀
データ通信量の測定には、「設定」アプリ内の「モバイルデータ通信」にある統計データを用います。
まずは、統計情報をリセットしてすべてゼロに戻し……。
最初は、Appleの標準マップアプリ。
初期の頃はさんざんにこき下ろされた標準マップですが、最近はかなり優秀になってきています。これをナビに使ってみると?
データ通信量は1.7MBと、今回の3つのアプリの中では最小サイズとなりました。
ただし、ナビアプリとしての使い勝手は非常に悪く、使用環境にもよるとは言え、あまりこれを信用して走ることはできない印象でした。
たとえば、提示されたルートと違う道を選んで走ると、通常は新しい道を使った最短ルートへとリルートされますが、標準マップの場合、なぜか最初のルートへと戻る道ばかりが提示され続けるんですよね。
ナビアプリとしての完成度は、Google MapとYahoo!カーナビには敵わない点に注意して使いましょう。
Google Mapはデータ通信量も優秀!PCとの連携も便利
お次は、おそらくもっとも利用率が高いと思われるGoogle Map。
データ通信量は3.1MBとApple標準マップの倍近くになりましたが、とくに問題となるような通信量ではありません。
そして、実際に使ってみた感想としては、パソコンやiPadと連携している点が最高に便利!
同じGoogleアカウントでログインしていれば、どの機器で設定した地点もすぐに呼び出すことができるんですね。
リルート機能も優秀で、非常に素早いルート再設定をしてくれますよ♩
ナビアプリとしての完成度が一番高いYahoo!カーナビ
最後のYahoo!カーナビは、そもそもカーナビとして設計されたアプリだけあって、完成度がいちばん高かったです!
データ通信量は3.7MBと今回の3アプリの中ではもっとも多くなりましたが、それでも実用にはまったく問題がありません。
アプリ内でアナウンスもされていましたが、だいたい1時間で10MB程度を目安にしておけば大丈夫でしょう。
ちょっとした旅行で総計20時間ほど走ったところで、せいぜい200MBもあれば十分。
私は格安スマホの1GBプランに加入しているのですが、翌月繰り越し分も考えれば、データ通信量のことは一切気にせずにナビアプリを使い倒すことができそうです♩
なお、音声案内のわかりやすさや自然さ、選ばれたルートへの安心感もYahoo!カーナビが一番。
「ナビアプリはどれを使うのが良い?」と聞かれたら、個人的にはYahoo!カーナビがイチオシ、次がGoogle Mapといったところでしょうか。
ナビアプリの活用を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね♩