シンプルなフィルター加工アプリはもう出尽くしたかな、と思っていたのに、ここにまた一つ、面白いアイデアを持つアプリが登場しました「Afterglow - Photo Editor」はアプリ内にテクスチャー20種、オリジナルのフィルター20種、そしてInstagramユーザによって作成された「ゲスト・フィルター」が10種あります。「ゲスト・フィルター」は、今後のアップデートで追加するということです。追加フィルターの出来が良ければ、撮影の「Hipstamatic」、加工の「Afterglow」の、2大トイカメラアプリになるかもしれない、と密かに期待しています☆
30のフィルター、そしてライトリークなどの20のテクスチャーを持つ「Afterglow - Photo Editor」を最初に使ったとき、フィルターそれぞれの個性が弱いかな?という感じを受けました。だから使い始めはありきたりの加工アプリに感じて、印象はイマイチでした。でも、その個性の弱さが、どんな写真であってもいい感じに加工できるポイントかもしれません。 捨てカットとしてカメラロールで放置されていた、何の変哲も無い階段の写真です。「Afterglow - Photo Editor」を使って、これを加工してみました。1枚目は露出をプラスに振ってライトリークを重ねて、明るい感じに仕上げました。こちらの2枚目は暗くして、コンクリートの硬さ、冷たさを感じられるように加工してみました。フィルターを加えただけだとどうもしっくりこなかったのですが補正ツールで前調整し、弱めにしたライトリークを重ねることで自分のイメージ通りに仕上げることができました。こんな風に1枚の写真からイメージを膨らませ、色々なパターンに加工できるのが、良い写真加工アプリの条件だと思っています。 良いアプリを使えば、捨てカットであっても結構遊べます♪ 写真の調整機能はシンプルですが、完璧。傾きは細かく微調整でき、明るさ、コントラスト、彩度、露出、ハイライト、シャドウを調整できます。フィルターもライトリークも、スライドバーで調整できます。またそれらは、一度決定して保存画面まで行ったあと「Back」で戻ってくることによって、重ねがけできます。この「調整+重ねがけ」で、様々なパターンの加工が可能になっています。シンプルにフィルターを加えただけのもの、そしてフィルター+ライトリークを重ねたものでは、全く違うイメージになります。フィルターとライトリークを少しずつ変えてみました。こちらは各フィルターの変更のみです。「Afterglow - Photo Editor」は補正ツールでだいたいの味付けをし、フィルターで色味を変え、ライトリークを微調整して入れると、かなりのパターンの加工をすることができます。さらにこれから「ゲスト・フィルター」が追加されていくというので、とても楽しみです。もっと売れてもおかしくないアプリだとは思いますが、それにはIntagram風の横一列にフィルターが並ぶインターフェースをもう一工夫する必要があるかもしれません。その点は、「Hipstamatic」や「SwankoLab」を見習って欲しいものです。