一目でわかり易くするために、「ファイル・フォルダ名」や「写真アップロード時のコメント」に、日付を入れています。その時にいちいち「今日は何日だっけ?」などと考えながら入力するのは手間ですので、iPhoneでタイムスタンプを入力するできるだけ簡単な方法を模索していました。「WipeWrite PB for Free - クリップボードへ簡単コピー」を試してみたところなかなかいい感じなので、ご紹介したいと思います♪
今回ご紹介する「WipeWrite PB for Free - クリップボードへ簡単コピー」は、セキュリティ対策でiPhoneのクリップボードの内容を消去・または任意の文字列で上書きするアプリです。「任意の文字列」というのがミソで、上書きする文字列にユーザー登録テキストやタイムスタンプを設定することができます。これにより、最短2タップでタイムスタンプをクリップボードに入れることができます。さらにURLスキームに対応しているので、「Launch+」などのランチャーアプリに挙動を登録しておくとたいへん便利です。Macで「TextExpander」に依存していて、iPhoneでは対応アプリでしか使えない不便を感じているような方にオススメです☆ 「WipeWrite PB for Free」を単独で使う場合、設定はiPhoneの設定アプリから行います。
ここでタップやダブルタップといったアクションに振り分ける挙動を設定します。「タップ」の初期設定は、クリップボードの内容を「クリア」になっています。こちらはユーザーテキストの設定です。慣用句、住所などの定型文を、4つまで登録しておけます。4つというのは「WipeWrite PB for Free」のアクションに当てることのできる数で、ランチャーアプリやブラウザのブックマークから呼び出すようにするなら、この数に制限はありません。「WipeWrite PB for Free」を起動後のアクションとそれに対応する挙動を設定してしまえば、あとは「アプリ起動」→「タップ」等のアクションだけで設定した内容がクリップボードに入ります。ランチャーアプリの「Launch+」等を活用しているなら、そこにURLスキームを登録するるのが便利です。 URLスキームのサンプルは、設定の中で見ることができます。例えば「2012/07/25」という書式のタイムスタンプが必要ならば、「wipewritepb://ymd」というスキームを使います。「Launch+」への登録方法です。 起動して右上の「+」をタップ、続いて「Icon Panel」を選択します。「Add Icon」と書かれたアイコンのパネルが最下部に作成されます。ここでは「Edit」ボタンをタップした後、パネルを上に持ってきました。「Add Icon」のアイコン、または青い右矢印をタップして、アイテム追加画面に移り「Launch Website」を選択。ここで先ほどのURLスキーム、「wipewritepb://ymd」を入れてセーブします。タイトルは自分でわかりやすいものなら何でもOKです。編集画面にアイコンが追加されていれば、OK!セーブします。これで「年/月/日」という書式のタイムスタンプのボタンができました。「Launch+」を起動してこのボタンをタップすると、即クリップボードにコピーされます。次は「WipeWrite PB for Free」で、ユーザーテキストをマニュアルで登録して使用する方法です。設定の4つを超えて使う場合などは、この方法で「Launch+」などに登録します。 下部メニューバーの真ん中の「Text」ボタンをタップし、画面を一度スワイプして次ページに移ります。この2ページ目のテキストボックスに、メールアドレスや定型文など登録したいものを入れます。入力後に「完了」ボタンを押すと、URLスキームの形になったテキストがクリップボードにコピーされます。これを先ほどタイムスタンプを登録したのと同じく、ランチャーアプリに登録します。こうして登録しておけばランチャーアプリから一発コピー、後は目的の入力先で貼付けるだけ、と素早い「任意の文字列」の入力が可能です。 定型文などはある程度、OSのユーザー辞書で対応できます。しかしタイムスタンプの入力は今のところ、「WipeWrite PB for Free」+ランチャーアプリが最も簡単で良い方法ではないでしょうか。