iPhoneのカメラは、設定いらずで気軽に撮れるのが良いところ。とは言っても、「逆光で撮影したらどんな顔してるかわかりにくかった。もう少し明るく撮りたい!」「部屋の中で撮ると、電球や蛍光灯のせいで色がおかしくなっちゃう…」などと思うことはありませんか?「Manual Camera - Rainbow Silo」なら、明るさと色味を好みに調整しながら撮影できるので、思った通りの写真が失敗せずに撮れます♪
まずは「明るさ」について。逆光や雪の中のシーン等、画面のほとんどが明るかったり白かったりすると、カメラはその明るさに合わせてしまいます。その結果仕上がりの写真は暗くなり、メインの被写体や暗い部分がわかりにくくなってしまいます。
もちろん暗いところに合わせて写真が出来上がるようにすれば良いので、iPhoneのカメラでは暗いところをタップしてやればOKです。けれどそうすると、明るい(白い)ところが明るくなりすぎてしまいます。設定の出来るカメラでは、この「仕上がりの明るさ」を、微調整して撮れるようになっています。(露出補正) 「Manual Camera」はこの露出補正を擬似的に行い、自分の好みの明るさに調整してから撮影できます☆ 撮影画面の右下、「EP」をタップするとスライドバーが出てきます。右にスライドさせると画面全体が明るくなります。シルエットを撮りたい時など暗めに撮りたいときは、左にスライドさせます。机に光が反射しているため、そのままでは黒い被写体の方は暗く写ります。少し明るく調整して撮影しました。右真ん中のボタンをタップして切り替えると、通常の写真に加えて「明るめ」と「暗め」の写真の計3枚を自動保存するブラケット撮影も出来ます。保存枚数は計5枚にすることも出来ます。ただし枚数が多くなる分、保存には少し時間がかかります。次に「色味」ですが、写真は光を記録してそれを再現するものなので、撮影時の光の成分によって仕上がりの色が変わります。夕焼けは赤っぽいし、日陰は青っぽいですね。室内では、一般的には電球は赤っぽくて、蛍光灯は青っぽいです。意図してその色で撮るなら別ですが、電球の色等のせいで本当に撮りたい色に撮れないのは困ります。さて、カメラの設定ではホワイトバランスといって、これもマニュアルで調整できるようになっています。iPhoneの標準カメラでは調整できません。 そんな時は、「Manual Camera」の「WB」ボタンをタップして下さい。このスライドバーを左に動かすと赤っぽい写真、右に動かすと青っぽい写真になります。つまり画面が赤っぽく感じるときは、右にスライドさせて調整します。撮影時のライトは電球です。「WB」のスライドバーを右側に動かして、赤っぽさが抜けるところで撮影しました。画面の二本指タップで設定画面です。チュートリアルを確認できる他、保存サイズの変更(フル解像度での保存も可)、ジオタグのオンオフなどを設定します。またブラケット撮影時の明るさの幅を、1〜1/5の間の5段階で変更できます。明るさなどを調整しながら好みに撮影できるカメラアプリ「Manual Camera」は、暗すぎて見にくいような失敗写真をなくし、後でアプリを使って補正する手間を省いてくれることでしょう。iPhoneのカメラに対して、今までそういった不満のあった方はぜひお試しください。