iPhoneで撮った写真を人に見せたり、ソーシャルメディアなどでシェアしたい時にちょっと見た目よく修正する「よそ行き加工」の方法をご紹介します。フィルターアプリで一発!というのも良いですが、たまにはピンポイントで自分ごのみにレタッチしていくのもいいですよね
今回はPhotogene² for iPhone を使用したレタッチの手順と方法を解説します! この手順を使った空き缶レタッチ写真も大募集中です!
まず今回の材料は、ただなんとなく撮った、机においた缶コーヒーの写真
缶コーヒーじゃなくてもいいので、缶ジュースをiPhoneで撮った素材をご用意ください。
こんな感じのやつです(笑)これなら誰でも撮れますね。今回はこれを他人様の目に触れても恥ずかしくない「よそ行き写真」に修正していきます。ちまちまやるのも結構楽しいですよ。
写真の傾きを修正する
Photogene²で写真を開いたら、まずは「傾きの修正」をします。下側真ん中の丸いボタンを押すと編集メニューが出てきますので、「Rotate」を選択します。 Straighten Angleスライドバーを左右に動かして、角度を調整しましょう。この時、目安となる平行線を探すと楽です。この場合、缶コーヒーのデザインに横線があったので、それをグリッドに平行になるように調整します。
プリセットから色合いを変える
次に「色合い」を少し変えてみます。「Presets」を選ぶといろいろ出てきます。今回は「Colors」の中の「Vivid 2」を選択します。終わったら左上の「✔Apply」を押します。
レベル補正で明るさを調整する
若干ハイライト(一番明るい部分)の明るさを下げてみます。「Adjust」からレベル補正を選ぶとグラフのような絵が出ます。青色の縦線が左右に2本あるので左側のハイライトを少し右に下げて明るさを調整します。
シャープネスで引き締めつつノイズ感を出す
次にちょっと画像を引き締めつつ、渋い感じでノイズ感を出したいので「Adjust」から「Sharpen」を選択し、Sharpen amountスライドバーを右に移動させて、シャープネスを強めにかけます。
ぼかしツールで不要な部分をぼかす
背景がごちゃごちゃして、主題の缶が引き立たないので、背景の処理をします。「Retouches」から「Blur」を選択します。やり方は直感的です。ぼかしたい部分をなぞっていきます。作業がしづらいときは2本指で拡大縮小、移動ができます。今回は初期設定値でぼかしていますが、「Options」からいろいろと設定できるので慣れてきたら試してみてください。最後に仕上げでセンターフォーカスという機能を使って再度ぼかすので、ここではざっくりやればオーケーです。
こんな感じで背景がぼけました。なかなかいい感じになってきました。
周辺光量を落として雰囲気を出す
次に写真の四隅を少し暗くして、雰囲気を出してみます。やり過ぎると逆に古びた感じになってしまうので注意です。「Enhance」から「Vignette」を選択し「Vignette Intensity」を右にスライドさせて調整します。ほのかに暗くなる程度でいいと思います。
センターフォーカスでピントを調節
「Enhance」から「Blur」を選択すると青の丸い線が出るので、ドラッグして中心に移動します。するとこの位置にピントを合わせて一眼レフで撮ったようなぼかしをつけてくれる機能です。円の大きさを下の青線Blur Radiusで調整します。これもあまりやり過ぎないくらいでちょうどいいです。
缶以外をモノクロにして被写体を強調する
プリセットでVividな色合いにしたので、背景が少しうるさい感じなので、「Enhance」の「Gray」で缶以外の部分の色合いを下げます。スライドバーと青円を調整していきます。この機能は、境界をさり気なく色合いを変えられるのでおすすめです。
トリミングする
最後にトリミング(切り取り)をして完成です。「Crop」から上の「Ratios」でアスペクト比を固定して切り取ります。一般的な一眼レフの写真のアスペクト比「2:3」を選択して四隅の◯をドラッグしてトリミングしましょう。
自由な形でも切り取りできますが、今回はよそ行き仕様なのでプリントなどにも適した一般的なアスペクト比3:2を使用しました。
完成!カメラロールに保存しましょう。
完成しました!なかなかいい感じになったと思います。iPhoneにはフィルターで一発加工的なアプリも多いですが、ちまちまと自分ごのみに仕上げていく感じもたまには楽しいですよ! カメラロールに保存するには、下メニューの一番右の矢印マークを押します。
この画面から、いろんな場所に出力できますが、まずは「Save to Photo Library」を選択しカメラロールに保存しましょう。
やはりiPhoneでこれだけストレスなく色んなレタッチができるのも、Photogene² for iPhone の存在が大きいです。1本あれば他の加工アプリは必要ないほどの逸品ですのでぜひお試しください。
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