iCloudとは、既に2000万人以上のユーザーが登録しているAppleのクラウドサービス。 iPhone女史をご覧頂いている多くの方がもう既に登録し活用されていることと思います。が、今回iPhone 4Sがauからも販売された事によって携帯電話からiPhoneへ乗りかえたiPhoneビギナーのみなさんにとっては、iCloudって何!?何ができるの!?という疑問を抱いているユーザーも多いことでしょう。
という訳で、iPhoneビギナーさん向けにiCloudとは何か、どんな事ができるのか、設定の仕方などをご紹介していこうと思います。
iCloud ...の前に、
クラウドサービスとは何か。 インターネット上のデータ領域やソフトウェアを『雲』に例え、ネット上で展開しているサービスのことです。
今までは、パソコン上のデータを別のパソコンで使いたい場合にUSBなどを利用してコピーし持ち歩き、さらに編集したデータは元データのあるパソコンへ再度コピーし上書きするといった非常に手間のかかる作業でした。そうすると、最新データがどれなのかもわからなくなってくる事もあったかと思います。その混乱や作業手間を省くサービスがこのクラウドサービスなんです。ネット上にデータを置いておくことでいつでも、どこでも最新のデータを利用できるようになります!
では...
iCloudとは
写真・音楽・カレンダー・連絡先・アプリ・設定・各種アカウントなどをiCloudに保存すると、iOS 5搭載のデバイスやMac/PCへワイヤレスで送信します。つまり、iOS 5搭載のiPhone上でカレンダーに新たなスケジュールを入力すると、全自動でMac/PCやiPad/iPod touchと同期されるという訳です。しかも無料で5GBのストレージ容量が使えるんです。
iPhoneとiPadの2台持ち、iPhoneとiPod touchの2台持ち、と複数のiOSデバイスをお持ちのユーザーはもちろんですが、iOSデバイスはiPhoneのみだけど自宅または職場ではMac/PCがあるという方にとってもとても便利なサービスなんです! こんな便利なサービスを使わない手はない!
さて、お次は...iCloudを利用するにあたっての設定について。
iPhoneでiCloudを設定
❶ iCloudを利用するには、iCloudアカウントを作成する必要があります。 iCloudアカウントとは、iCloudサービスを利用する際に使用するiCloud用Apple IDです。iCloudアカウント作成には2つのパターンがあります。
[1]既にApple IDをお持ちの場合、そのApple IDを使用する。 既にApp StoreやiTunes Storeでアプリや音楽などを購入したことがある方はその際に使用したApple ID(メールアドレス・パスワード)があるかと思いますが、そのApple ID(メールアドレス・パスワード)が使用できます。 [2]Apple IDをお持ちでない場合、無料で新規作成する。
また、家族間で同一のApple IDを共有してアプリや音楽を購入し使用している場合には、iCloudアカウントを別に無料作成(上記[2])できるので、写真やメールなど共有する必要のないものはちゃんと別々に保存できます。
iPhone 4Sの電源を入れた際、またiOS 5へのアップデート完了後に下記のような画面が表示されたかと思います。表示された手順に従っていくとiCloudの設定ができます。 ただし、最初の時点で「iCloudを使用しない」を選択した方は標準アプリの「設定」からiCloudの設定が行えます。
❷ 標準の「設定」アプリから設定のカスタマイズします。 「設定」>「iCloud」>各サービスのオン・オフ
Mac/WindowsでiCloudを設定
❶ 「システム環境設定」>「インターネットとワイヤレス」>「iCloud」の順にクリック。 有効にしたいiCloudサービスに✔を入れ、適用をクリック。
注)MacにOS X Lionの最新バージョンが搭載されているか要確認
❶ Windows PCで利用するには、まず「iCloud Control Panel for Windows」をインストールします。
注)Windows Vista Service Pack 2またはWindows 7が必要です。
❷ 「スタート」メニュー>「コントロールパネル」>「ネットワークとインターネット接続」>「iCloud」の順にクリック。 有効にしたいiCloudサービスに✔を入れ、適用をクリック。
[推奨ブラウザ] iCloudにアクセスするための推奨ブラウザは以下の通りです。
- Firefox 5 以降(Mac/Win PC)
- Chrome 12以降(Mac/Win PC)
- Safari 5以降(Mac/Win PC)
- Internet Explorer 8以降(Win PC)
これでiCloudサービスが利用できるようになります!
Web版の iCloud.com へアクセスして、Apple ID(iCloudアカウント作成時と同じメールアドレス)とパスワードを入力します。パスワードの右側の➔をクリックしログインします。
Web版 iCloudでは、メール・連絡先・カレンダー・iPhoneを探す・iWorkが利用できます。
iCloudサービス1つ1つ(フォトストリームやカレンダーなど)の利用方法や操作方法については、また改めて別の記事で解説していきます。
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