人のイメージを印象付けるのに、とっても大きな役割を果たす“香り”。
自分を形作るイメージの重要な要素になると思うと、纏う香りにはこだわりたくなりますよね。
そこで今回は、まだあまり知られていない、知る人ぞ知るフレグランスブランドをご紹介します。
フレグランスブランド「çanoma(サノマ)」
今回ご紹介する「çanoma(サノマ)」は、日本とフランスの両方のエッセンスを持つ、パリ生まれのフレグランスブランド。
“上質”がイメージされる「茶道(さどう)」と、“日常”がイメージされる「茶の間(ちゃのま)」を掛け合わせた「サノマ」というブランド名は、「上質な日常」をテーマに付けられたそう。
またブランド名の「サ」を、あえて“sa”ではなく“ça”とフランス語で表記することで、フランスのエスプリも混ぜ込んだといいます。
日本ならではの伝統や風情をキーワードにして調香されているため、まさに日本人が使いたいと思える香りがラインナップしているのだとか。
サノマのボトルはシンプルな見た目が上品でおしゃれ
アイテムに貼られているラベルやパッケージは、余計な装飾を極力排除した、シンプルかつ洗練されたものになっているんです。
4種類ある香水のラベルには、それぞれ異なる模様が。これは『源氏物語』に収録されている54帖のうち、最初の『桐壺』と最後の『浮橋』を除く52帖のタイトルを表した、「源氏香之図」という図形なんだそう。
古典文学が香りの要素になっている香水なんて、他にはなくて面白いですよね。
香りからイメージされるストーリーにも注目です
写真の『1-24』という香水には、『鈴虫』がシンボルマークとしてチョイスされています。
鈴虫が鳴き始める夏の終わりをイメージするこの香りは、鬱陶しく感じていた夏が過ぎ去っていくことを恋しく思う、あの時期特有の感情を思い出させてくれるんですよ。
ちなみに、パッケージにプリントされた香水名が謎の番号のみなのは、香りを嗅ぐ前に情報を与えないため。「まずは香りそのものを楽しんでもらいたい」という想いによるものなんだとか。
自分自身の感覚だけで気に入った香りを見つけられれば、より愛着が湧き、長く使いたいアイテムになりそうですよね。
香りをより身近に感じられるお香も
サノマでは、香水の他にお香も展開されています。
写真に写った『3-17』は、サノマで1番人気のある香りなんだそう。焚いたときに出る煙が少ない処方で、ほのかな香り立ちとなっているから、お香初心者さんにもぴったりなんです。
こちらもシンプルで人を選ばない見た目なので、プレゼントにも良さそうですね。
どの香りをチョイスする?
ご紹介した「サノマ」はいかがでしたか?
香りによって値段は前後しますが、香水は8000円台から、お香は2000円台からゲットできます。気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。