マイケル・J・フォックス財団(MJFF)とインテルは8月13日、ウェアラブル端末を活用してパーキンソン病治療の研究を行うという提携内容を発表しました。
マイケル・J・フォックスといえば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主人公マーティを演じた大スターですが、30歳の若さでパーキンソン病を患ったことでも有名。
そのマイケルが自らの闘病とともに、同じ病で苦しむ人たちを助けようと設立したのがMJFFなんです。
今回のMJFFとインテルの提携では、ウェアラブル端末とビッグデータを活用することで、パーキンソン病治療の研究を前進させることを狙っています。
パーキンソン病の患者にウェアラブル端末を装着してもらい、症状のデータを自動的に収集。
スマホの日記アプリによる自己申告データなどとあわせて、ビッグデータとして解析します。
その解析結果をもとに、治療や薬剤開発のブレークスルーを目指すとのこと。
ヘルスケア分野のウェアラブル端末というと、従来はトレーニングに使うようなイメージが強かったのですが、医療分野の研究にも活用できるんですね。
これまでとは違ったアプローチで、いろいろな難病の治療に役立つことが期待されます。
iOS 8ではヘルスケアの機能が大幅に強化されるそうですが、もしかしたらiPhoneもこうした医療研究に役立つデバイスになっていくかもしれませんね。