「ToDo」を意識しすぎるとそれに振り回されてしまって仕事が嫌になってしまうこともあったのですが、「Droplist」を使うことでそれは解決。「ToDo」とは、「やるべきこと」を並べるだけではその役割の半分も果たしていません。「やるべきこと」の中から「今やらなくていいこと」を切り離し、「次にすること」を明確にして、初めて「ToDo」としての意味があります。「Droplist」は直感的な操作でそれを可能にし、「仕事に追われる生活」から、「仕事を追いかける余裕」を生み出してくれることでしょう。
「Droplist」の特徴は、その直感的な操作にあります。以前ご紹介したリスト作成アプリの「Clear 」と、操作感が似ています。機能的にもリスト作成、並べ替え、チェックという部分は「Clear」と同様にこなせます。「Droplist」はさらにそのリストの分類、スケジューリングが可能になっており、しかも「ドラッグ&ドロップ」で振り分けるだけで簡単にできます。 リストに書き出すものは内容も順番も期限も、なにも気にすることはありません。あとで簡単に振り分けられるので、とにかく書いておけばいいのです。新規リストの作成は、リスト部分を下に引っ張ります。
リストを書いたら、自分が把握しやすいように「分類」しておきましょう。「タブ」のある部分を下に引っ張ることで、新規タブを作成できます。この「タブ」での分類は、切り替えるだけで中身を確認できるのでわかりやすいというのがひとつ。そしてもう一点、リストを移動しようというときに「タブ」に「ドラッグ&ドロップ」できるという利点があります。「Clear」のような階層構造では、このように簡単に移動できません。デフォルトではこの分類は、「Work」と「Personal」になっています。私の場合は「Droplist」を仕事の管理メインに使うと決め、以下のような分類を作りました。「Planning」:まさに計画。これからやろうとすることを、まずはこのタブに書いていきます。 ここでは一例として、「iPhoneアプリのレビューを書く」ためのアプリをリストアップしてみました。「Active」:上の計画の中から実行に移す目処がたったものや、早めにやるべきことをこのタブへ移動します。「Hold」:上の計画の中でめどが立たないもの、いったん「Active」にしたけれど緊急性がなくなったものなどをこのタブに入れて保留します。「Next Action」:「Droplist」では、下部に1週間分のカレンダーが表示されます。これを利用して、仕事をスケジューリングします。私の場合は直近3日以内にできる仕事だけをカレンダーに振り分けるようにして、振り分けたものを「Next Action」に入れるようにしました。「次にやること」を明確にしたいので直近の予定のみ登録するようにしていますが、カレンダー部分は横にスワイプすればずっと先まで出てきます。「Personal」:これらの仕事をこなすにあったって考慮しておきたい私用などを、カレンダーに登録しておきます。 リストは左にスワイプするとメニューが出てきます。「!」マークをタップするとリストの文字の色が変わるので、重要な用事などに使います。「ベル」マークからリマインダーを設定できます。「Memo」:いずれやるけれどまだ具体的でないこと、アイデアなどをメモとしてリストアップしておこうと思い、このタブを作っておきました。 日付をタップすれば、その日にやることが一覧できます。完了したタスクは右にスワイプするとリストには打ち消し線が入り、下部のカレンダーからは消えます。普通のToDoアプリの場合、期限の再設定や進捗状況の変更をしようと思うと、たいていは「リストを開く」→「編集」とやってから変更点を入力し直し、再保存しなければなりません。「Droplist」では、日付変更はカレンダーの別の日付にドロップするだけ、タスクの進捗状況も対応するタブを作っておけば、指で移動させるだけで済みます。 以上が私の「Droplist」活用例です。タスクの進捗など面倒で管理したことがなかったのですが、このアプリを使って似たようなことをやってみると、物事が思い通りに順番に片付くのでたいへん助かっています。 仕事以外にも使い方は様々、買い物リストに活用してもいいですね。買うものをリストアップしておいてそれを買う店ごとにタブ分けしたり、買い物にいく予定の日にドロップしておけば、買い忘れゼロでしょう! 既存のToDoリストを使って仕事に追われうんざりしているならば、「やるべきこと」を直感的操作で管理し、「次にすること」を明確化できる最強のToDoアプリ、「Droplist」をぜひお試しください。