春、暖かい陽射しを浴びて次々と花が咲き乱れる季節です。けれど春は足早に去ってゆき、花は散ってしまうもの。そんな美しくて儚い情景をいつまでも記憶に留めておくために、シャッターを切る。そう、春は絶好の撮影シーズンです。どんどん外へ出てシャッターを切れば、写真の腕がレベルアップすること間違いなし☆ そこで!写真を撮るのが楽しくなる、物の見方のコツをご紹介します。そしてそれに即して撮影した花の写真を、様々なアプリで加工してみました。アプリ購入の参考になれば幸いです。
いつもカメラを片手に、「何か写真に撮ったら面白いようなモノはないかなあ」などと漠然と歩いていませんか?それは時間の無駄です!すぐにやめましょう。 シャッターチャンスは向こうからはやってきません。自分で作るものです!
「写真を撮る」=「何かを撮る」という漠然とした行為から、周囲を「自分の目で見つめる」、というようにスイッチを切り替えましょう。簡単なのは、見る角度、距離をいつもと変えることです。横から見たり下から見たり、近づいて見たり…。近づいて写すと迫力が出て、生命力を感じる写真になります。
物の見方のバリエーションをさらに増やすには、「異なる組み合わせ」を探しましょう。組み合わせることで自分の"思い"が画面に入り、より良い写真が出来上がります!
『組み合わせのコツ/4つのポイント』
このポイントは難しい物ではないし、暗記するような事でもありません。でも、ちょっと頭のすみに入れておくだけで、断然写真を撮るのが楽しくなります☆
1.色を組み合わせる
「タンポポの黄色」と「葉の緑」のような、花と葉の組み合わせは、わかりやすくてどこにでもあります。組み合わせるときのコツは、なるべくその色で画面を埋めてしまうこと。インパクトが違います。
*写真右> 「lo-mob」を使って加工。 周辺光量が落ちてフレームが付くと自分の視線が強調されますね♪
▼アプリのダウンロードはこちら
- NAME:lo-mob
- CATEGORY:写真/ビデオ,エンターテインメント
- PRICE:250円
※販売価格はレビュー作成時のものなので、iTunes App Storeにてご確認くださるようお願いします☆
メインの被写体があるときはそれを中心からずらして、余白を作る事です。配置を工夫するだけで、自分だけのオリジナルの表現になります。
*写真右>「TiltShift Generator - ミニチュア風トイカメラ」で周辺をボカして光量を落としました。さらに少しだけ彩度をプラス、明るさをマイナスしました。黄色が緑に映えました☆
▼アプリのダウンロードはこちら
- NAME:一眼トイ TiltShiftGen 無料版
- CATEGORY:写真/ビデオ,ライフスタイル
- PRICE:無料
※販売価格はレビュー作成時のものなので、iTunes App Storeにてご確認くださるようお願いします☆
異なる素材を組み合わせる
素材の違いがお互いを引き立て合うか、それとも足を引っ張り合って不均衡な面白いバランスになるか、自分なりの表現が作りやすいパターンです。 「花は生き物で柔らかい。コンクリートの壁は無機質で硬い。」
*写真右> 「Cross Process」でくすんだ色にしました。対照的な二つの組み合わせとともに、白昼夢のような非現実感を演出。
▼アプリのダウンロードはこちら
- NAME:Cross Process
- CATEGORY:写真/ビデオ,ユーティリティ
- PRICE:240円
※販売価格はレビュー作成時のものなので、iTunes App Storeにてご確認くださるようお願いします☆
「空はどこまでも広がっている3次元、枝はそこを区切る2次元」
*写真右> 「Snapseed」で思い切ってモノトーンにしてざらつきを強めにし、GRUNGEフィルターを重ねました。 2次元的な枝ぶりを強調できました。
▼アプリのダウンロードはこちら
- NAME:Snapseed
- CATEGORY:写真/ビデオ,ライフスタイル
- PRICE:無料
※販売価格はレビュー作成時のものなので、iTunes App Storeにてご確認くださるようお願いします☆
花と周囲の建造物との組み合わせは、花を花だけで撮るより説明的になって、自分の気持ちを伝えやすくなる事でしょう。花だけを写すよりも表現力が増し、オススメです。
*写真右> 「Camera+」のCross Processフィルターでノスタルジックな雰囲気に。Shadeフィルターで少し明るくしました。
▼アプリのダウンロードはこちら
- NAME:Camera+
- CATEGORY:写真/ビデオ,ソーシャルネットワーキング
- PRICE:360円
※販売価格はレビュー作成時のものなので、iTunes App Storeにてご確認くださるようお願いします☆
3.光を当てる
異種の組み合わせと言えば、光と陰の組み合わせは外せません。天気がよければ光の差し込みを取り入れます。とくに逆光は効果的。
*写真右> 「Super Retro ™」のLnanaフィルターです。影が目立つように、Enhanceを上げました。
▼アプリのダウンロードはこちら
- NAME:Super Retro ™
- CATEGORY:写真/ビデオ,ライフスタイル
- PRICE:無料
※販売価格はレビュー作成時のものなので、iTunes App Storeにてご確認くださるようお願いします☆
残念ながら曇り空なら、アプリを使って陰影を加えます。薄い光があるだけで画面が映えます。撮影する時に暗めに撮って(空の方をロングタップしてロックをかける)、加工で明るくした方が良い結果になります。
*写真右> 「Instagram」のX-pro ⅡとHDR風にできるフィルターで、画面にメリハリをつけました。
▼アプリのダウンロードはこちら
- NAME:Instagram
- CATEGORY:写真/ビデオ,ソーシャルネットワーキング
- PRICE:無料
※販売価格はレビュー作成時のものなので、iTunes App Storeにてご確認くださるようお願いします☆
4.地平線の上と下
地平線(水平線)を境にした空と地面の組み合わせは鉄板ですね。空に雲が浮かんでその表情を見せてくれている時がベストです。
*写真右> 「PictureShow」のHolgaフィルターをかけ、ブルーを強くしてトイカメラっぽくしました。
川の流れなどでもかまいません。
*写真右> 曇天で、そのままではのっぺりした画面でつまらなかったので、コントラスト、彩度、色温度を少し上げました。使用アプリは「VSCO CAM」です。
▼アプリのダウンロードはこちら
- NAME:VSCO
- CATEGORY:写真/ビデオ,ライフスタイル
- PRICE:無料
※販売価格はレビュー作成時のものなので、iTunes App Storeにてご確認くださるようお願いします☆
以上、写真を撮る物の見方、組み合わせのコツでした。 さて、漠然とカメラを片手に歩くのでなく、何かと何かを組み合わせてやるぞ、という気持ちで周りを観察しながら歩いてみてください。きっとシャッターチャンスは今までより格段に増えます。
そして撮れた写真は、バッチリ決まった一枚になる事でしょう。漠然と撮った写真と違い、あなたの意思とセンスで切り取った世界だからです! え?センスが問題?? そんなこと無いんです!たくさん撮れば撮るほど、写真は上手くなります!なぜなら、撮影する時すでに仕上がりのイメージがつかめるようになって、自分なりの工夫が出来るようになるからです。どんどん撮っていきましょう!
いつか、『iPhone女史』をご覧の写真好きのみなさんで集まって、写真展などできたら最高ですね♪