こんにちは、みきしろです。
今回ご紹介する『Lost Tracks』は、デンマークのアニメ&CG学校の学生たちがワークショップで制作したアドベンチャーゲーム。
学生が作ったとは思えないクオリティの高さに加えて、言葉を使わないことから世界中の誰もが楽しめる作品になっています。
主人公の若者ロウは、見た目通りの内気な性格。
ある日、電車の中で美しい少女にときめいてしまいますが、その内気さゆえに行動を起こせません。
そんなロウからふわっと浮かび上がる白い影。
なんだか幽体離脱っぽいですが、どうやら自身の内面となる精神世界に向かったようです。
精神世界というだけあって、まるで夢のような心象風景が続きます。
この中で、いろいろなオブジェクトを動かしたりしながら出口を探すロウ。
iPhoneのチルトで方向転換、画面ホールドで前進という操作は若干クセがあるものの、慣れるとこれが意外なほどに操作しやすいです(^_^)
また、本作はアニメーションやCGといった部分以外にも、いろいろとチャレンジングな作りになっています。
たとえば、音を頼りに移動するようなステージもそのひとつだし、マイクを使うシーンなどもあります。
既存のゲームの枠に囚われない姿勢には、なかなか好感が持てます。
心象世界の奥深くに行くと、さらに風景は抽象的なものになっていきます。
このあたりのアート表現のセンスも、イメージが伝わりやすくて個人的には◎
こうした素晴らしい作品を作る学生たちが、将来的にゲーム業界で活躍してくれたら、ユーザーとしても嬉しいですね(^_^)
記事で紹介したアプリ
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