先日は、パソコンに保存してある動画をiPhoneで見られるアプリを紹介しましたが(「ほぼ手間なし!パソコンに保存してある動画をiPhoneから見られる「Air Video HD」」、今回は、パソコンから流れるどんな音も、iPhoneで聴けるアプリ「Airfoil Satellite」を紹介します。
つまり、iTunesの音楽だけではなくて、パソコンで再生するどのアプリの音でも、iPhoneで受信できるというわけです。
必要な人にとっては、とても便利なアプリなのですが、先に書いておきますと、iOS版アプリ「Airfoil Satellite」だけでは、役に立ちません。Airfoil Satelliteを使うには、MacまたはWindows向け有料アプリ「Airfoil」が必要です。しかも、ちょっと高いです。
「Airfoil Satellite」を使って、パソコンの音をiPhoneで聞くために必要なものは、次のとおりです。
- 「Airfoil Satellite」アプリ(無料)
- 「Airfoil」Mac版またはWindows版(Rogue Amoeba公式サイトから29ドルで購入可能)
- Wi-Fi環境
「Airfoil」が29ドルで、消費税が8%かかりましたので、合計31.32ドル(執筆時点の為替レートで約3,600円)です。「あったら便利かな」くらいの気持ちでは、ちょっと買うのを躊躇してしまう金額です...。私は、「便利かな+好奇心」で購入しました。
購入前に、使えるかどうかをトライアルモードで試すことができます(音質などに制限があります)。
パソコンでAirfoilを起動してから、iPhoneのAirfoil Satelliteを開くと、切り替え可能なデバイス名が表示されます。今回は、Mac1台、iPhone、Bluetoothスピーカー1台が接続されています。デバイス名をタップして、音の出力先を切り替えます。
パソコンのAirfoilで、ソースアプリケーションを選択します。
iPhoneのAirfoil Satelliteにも「RECENT SOURCES」にソース名が表示されます。いったんソース名がAirfoil Satelliteに表示されるようになれば、iPhoneでソースを切り替えることも簡単です!(音が再生されていないと、ソースを手元で切り替えても意味がないのですが...。)
たとえば、パソコンのAmazon Musicアプリで再生している音楽をそのままにして、隣の部屋に移動。音楽はiPhoneで再生します。また移動して、Bluetoothスピーカーのある部屋に移ったので、今度は音楽をBluetoothで出力するように、iPhoneで操作する・・・。
そんな使い方ができますね♪
音量を手元で調節可能なのも助かります。
注意すべきは、通常の音楽ならば、遅延はないのですが、YouTubeの動画やDVDプレイヤーなどの動画では、iPhoneに音が届くのが遅れることです。つまり、画面を見ながら、iPhoneで音を出すのには向いていないということです。今後のアップデートでの対応が待たれます。
パソコンを音楽再生の母艦として、各部屋のBluetoothスピーカーや、iPhone/iPad/iPod touchでシームレスに音楽を楽しみたい人には、なかなか魅力的なアプリではないでしょうか☆
記事で紹介したアプリ
※販売価格はレビュー作成時のものなので、iTunes App Storeにてご確認くださるようお願いします☆