占い かに座 2017.4.24〜2017.4.30 の運勢

かに座 2017.4.24〜2017.4.30 の運勢

HOROSCOPE



かに座

6/22~7/22 | 占い師 : SUGAR

『宿命の歌をうたう 』

地中のコオロギ

今週のかに座は、土中の穴深くをのぞき込むコオロギのように、不思議な存在感を放っていく時。あるいは、この先交わりを深めていくべき人間を区別していくだけの心眼をしかと開いていくような星回り。 

リリリリリリリと、秋の虫の中でもいち早く鳴き始めるコオロギは、秋が深まって他の虫の声が絶えるようになってもなお、はっきりと鳴き続けていきます。虫はふつう、求愛するために鳴きますが、コオロギにはどこかそれだけではない意図というか、深い腹積もりを感じさせるのです。

「私は誰か?」「自分はこんなものではないはずだ」「我が望みはどこへ向かうのか」そんな激情にも似た腹の虫を収めていく先を探すように、体を黒光りさせながら、地の底に潜っているコオロギは哲学者のような、バケモノのような、独特の強い印象を与えます。

今週は人に何と思われようとお構いなく。心ゆくまで自分自身の歌を歌い、その中で自分の奥深くにある望みを確かめてみてください。

宿命論とコオロギ

自分の思うようにならないと人はどうしても苛立ち、不機嫌になっていく。その一方で、世間から受ける刺激ばかりが強くなっていけばどうにも悔しさが募り、払っても払っても心が厚い雲で覆われるようになっていく。 

哲学者のアランは、人が宿命について論じようとする時に陥る罠について、次のように書いています。

「宿命論が後悔を追い払うのは、人ができることをすべてし尽くした場合に限る。だから、宿命論によってもっとも慰められるのは行動的な人である。怠け者も同じように推論するが、彼は事前に考える。そして気休めに、なるようにしかならない、などと言う。後者の言い分は理屈に合っていない。前もって後のことは分からないからだ。これに反し、前者はなされた事実に基づいており、この場合、他にやりようがなかった、というのはまったく正しい」(『定義集』)

分かるはずのない明日に囚われるよりも、過去の定めを生きるバネにする。どうもコオロギというのも、そのあたりを自分に納得させるために鳴いているような気がします。

今週のキーワード

定めをバネに

はましゃか