おとめ座
素直になるのに必要な準備
今週のおとめ座:世にまみれる
今週のおとめ座は、真っ白な服が泥などで汚れきるまで、動き回っていくような星回り。あるいは、制限されていたエネルギーを解放して、来たる日のために身を馴らしていくような星回り。
「真っ白な服」というのは見ている分には気持ちのいいものですが、それを自分がまとって維持し続けようとすると大変なものです。しかしタチが悪いのは、別に本来なら黒でもなんでも着ていていいはずなのに、「自分は真っ白でなければいけない」となんとなく思い込まされている場合。
それはそう遠くないうちに、あなた自身を縛る足かせとなっていくものであり、どうにか今のうちに泥でもつけておきたい。
改めて、世にまみれるための準備運動や、腹をくくるきっかけが、いまのあなたには必要となってきているのかも知れません。
今週はじっとして自分を守ることよりも、自由に遊ばせ続けていくなかで、これまで眠っていた活力に火がついていく感覚にこそ焦点を当てていってみてください。
少年マルコの場合
『母をたずねて三千里』というアニメは、1880年代のイタリアのジェノバに暮らす少年マルコが、アルゼンチンのブエノスアイレスへ出稼ぎにいったまま音信不通となった母を訪ねるために旅に出る物語なのですが、彼の移動した距離が尋常ではない。
1里が約4キロなので、3千里だと12000キロ。稚内から屋久島までが約3000キロなので、もう空前絶後の大巡礼です。
しかも主人公のマルコは「元気で働き者だが、頑固で気分屋の少年。すぐに思い詰める癖があり、悲観的に考えてしまう」のだそうです。こういう性格で大人だったら相当癖が強そうですね。
でもそういう子だったからこそ、12000キロの踏破が可能だったのかもしれませんし、そこまでしなければ素直になれなかったのかもしれません。
おとめ座への今週のキーワード
思い込みを打ち破る