おとめ座
精神を浮遊させるには
呪縛をときほどく
今週のおとめ座は、ふらふらしている「余計」や「無法者」のごとし。あるいは、自分の拠り所をどこかにがっちりと固定しない浮遊感と解放感に酔っていくような星回り。
アーティストやクリエイターの歴史をみればわかるように、古来より「何を知り、何を為すべきか?」という問いに対し社会が用意する答えや役割にハマらず、余計なことばかりやりたがる者たちにより、「精神」の多様性は耕され、育まれてきました。
日本神話のアマテラスに対するスサノオのように、彼らはしばしば無法者とされ、規定された定位置から追放され彷徨っているうちに、創造性の種を撒いていったのです。
おとめ座(が強い人)というのは、12星座の中でも一、二を争う生真面目さを持つ人たちですが、それは特定の役割への“ハマりこみやすさ”でもあります。
今週は「~すべき」といった意識の呪縛をできる限りほどいてあげて、精神に「遊び」をつくっていくことを心がけてみて下さい。
イタズラを仕掛けるように
Googleは社員に「勤務時間の20%は、通常の職務を離れて自分のやりたいことに取り組んでよい」という独自の勤務制度を定めていることで有名ですが、こうした取り組みが十分な成功を収めるためには、幾つかの決まり事を守っていくことが不可欠です。
それは「24時間以内に何かしら創ること」、「制限時間内にそれを発表すること」、そして「それを楽しみ分かちあってくれる相手を見つけること」です。
例えば今のあなたなら、前の2つは容易にできるでしょう。鍵となるのは最後のひとつです。
「こんなこと人に話してもつまらない人間だと思われるに違いない」と自分にチェックをかけるのはやめましょう。
それよりも「あの人をビックリさせてやろう」とちょっとしたイタズラを仕掛けるつもりで「余計」なことを考え、既定の役割から抜け出す「無法者」となることを、今週はぜひ楽しんでいきましょう。
今週のキーワード
無法者