さそり座
自分の王国
土俵は誰のための場か?
今週のさそり座は、回る人の輪で踏みしめられる土俵のごとし。あるいは、自らの才覚、そして祈りを惜しみなく注ぎ込んでいくための場作りをしていくような星回り。
先週10月10日の夜10時頃に、「拡張と肯定」の星である木星が蠍座に入りました。
あなたは今ゆるやかな意識の広がりの中で、柔らかな豊かさの個人的実感を胸いっぱいに吸い込んでいるかもしれませんね。
その実感は、何もしなければ次第に薄れ、消えていきますが、熟成させていくこともできます。
それには人の手を借りてささやかな「共有の場」を設けること。
自分だけの実感にとどめるのではなく周囲と共有し、静かなる情熱を注ぎ込んでいくための具体的な計画を、今週は立てていくといいでしょう。
輪
「多大なる自己には当然他人など存在しない為、
薬であれ毒であれ、与えることは得ることとなり、
得ることは与えることに因る。
それが循環という理、輪(和)の回り方である。」(橋龍吾、『銀河飛行』)
言い換えれば、共にあることと自然体でいられること、身を固めることと馬鹿でいられること、これらを分かつ境界線をいかに引き直していくかということが今週のテーマになりそうです。
木星が蠍座に移った今、これまでとは異なるコンテクストであなたに突きつけられていく問いなのだと言えます。
共有とはひとつの祈りであり、それはあなたがあなたのまま、大いなる自然の循環に与していくための儀式に他なりません。
今週はそうした儀式を執り行っていくための場や器づくりに取り組んでみてください。
今週のキーワード
魔法円