しし座
祝詞としての誉め言葉
太陽の魔法
今週のしし座は、祝詞を発するアポロンのごとし。すなわち、おのれの信じる価値と信念を誰かと共有していくことによって、自他共にリフレッシュさせていくような星回り。
古代の見方によれば、太陽神アポロンは祝詞をつくり、それを正しい韻律にのせていくことによって、運命の女神さえも束縛することができたという。
まるで魔法のように仕事を捗らせ、神を出現させたり、誰かを守護させたりと、予言する以上の力を持っていたのです。
では、そんなアポロンに自らをなぞらえ、どんな祝詞を作り、いかに力を行使すべきか。
その目的は何より、そこはかとない不安や功名心など、自分や周囲の誰かに巣くう何らかの「過剰」から魂を解放することにある。そうして平素に戻って、言葉ではなく行為を通じて、各々が全うすべき役割を淡々とこなしていけるように。
あなたの全うすべき役割は何でしょうか?
そして、あなたが自らの光を届けたい相手は思い浮かびますか?
今週は、果たすべき役割や関わりたい相手、そこで受けた感動などを、自分なりの言葉とリズムで発信していけるかどうか、よくよく試されているものと思ってください。
「渡辺篤史の建もの探訪」の魔力
「渡辺篤史の建もの探訪」という番組のことをご存知でしょうか。僕にとって子ども時代の土曜の朝といえば、小田和正の歌うテーマソングと、「おはようございます、渡辺篤史です。」の一声で始まるこの番組でした。
「今日うかがうお宅はこちらです。ガチャッ(ドアを開けて)あ~~~、木の香りがしますよね~」と息を吸い込み、心底嬉しそうに声を発する渡辺篤史さんを見ていると、家主じゃないのに実にいい気持ちになったものです。
まるで体全体で反響させるように繰り出す感嘆詞や相槌、そして「味わいがありますよね~」「とっても素敵。ありがとう!」「まろみが…」などといった独特の言い回しの表現で、家とs家主を包み込んでいるかのようでした。
それからあの番組の凄いところは、記憶の限り映像の中の世界がいつも晴れていたというところです。晴れ男(女)といっても、意のままに天候を操るとか、そういうことではありませんが、そのことに気付いてから、いつも純粋な心でワクワクしながらいると、渡辺さんのようにタイミングよく都合のいい出来事が起こるのかな、と思うようになりました。
かくありたし。
今週のキーワード
「過剰」からの解放