ふたご座
新しいビートに乗って
ダンスミュージックかプロテストソングか
今週のふたご座の星回りは、どこか『Dancing in the Street』のよう。
マーサ・リーブズとヴァンデラスのパワフルな歌声で歌われる、とてもノリのいい曲で、友人や知り合いを家に招いたりして、楽し気な雰囲気に満ちているように感じます。
ただし、『Dancing in the Street』はもともと深い意味はないただのダンス曲だったのですが、アメリカにおける公民権運動の文脈で次第に意味を持つようになっていったため、当時はラジオではかなりかかりにくい曲になってしまったそうです。
革命を夢見るダンスパーティーに加わっていく中で体験する感情的な噴出か、自身の内側から響き出した新しいビートに乗って未来に向かって力強く行進していくのか、今週はそのいずれかを選択していくようなところがあるでしょう。
自分をニュートラルに保つこと
この曲がその後多くのアーティストにカバーされたのは、やはり思わず聞いた人立ち上がって踊りたくなる力強いパワーがあったからに他なりません。
世界中に 大声で叫ぼう 新しいビートに乗る 用意はできた? 今は夏 そして時は今 ストリートで 踊るための
(略)
わたしたちに必要なのは 音楽だけ 素敵な音楽だけ いたるところに 音楽があふれて スイングして、スウェイして レコードをかけて ストリートで踊ろう
(略)
大きな 強い列を作ろう ストリートで踊ってる 私たちに参加して オーシャン・ブルーの海を渡ろう、わたしとあなたで…
ラスト部分の歌詞などは、おそらく特に暴動を煽るとされた由縁でしょう。風の中から新しい感性を拾うためにこの曲を聴いていけるよう、今週はできるだけ頭をニュートラルに、立場を中立に保つよう、心がけてみて下さい。
今週のキーワード
自分なりの道をゆくこと