やぎ座
自然の言うことに従う
今のやぎ座:「霊的」ということ
今週のやぎ座は、「裸にならせろ!」と息巻く王様のごとし。あるいは、自然と再びつながり、そこで身体への霊の関わりを調整していくような星回り。
1999年のWHO総会において、「健康の定義」をめぐり「霊的(スピリチュアル)な状態」を付け加えようという提案がなされたもののついに否決されたということがありました。
いまなお「霊的」などと書くと、胡散臭い印象を持つ人は多いと思いますが、それは本来、前世やカルマや救済などのパワーワードと関連するより先に、季節のうつりかわりなど自然や宇宙の大いなるサイクルと調和した状態を、指しているのだと思います。
社会性の象徴である「王様」には、服を着ていてもらおうという圧力をかけますから、次第に着ぶくれして自分の現在の調子や、熱いのか寒いのかといった感覚さえ分からなくなってしまうことがあるものですが、今のやぎ座の人はどうもこうした状況に陥りやすいのかもしれません。
今週は、あえて人からどう見られるかといった文脈から自分を外し、微妙な感覚のゆらぎを解き放っていくための時間を持ちましょう。
やぎ座へのアドバイス:体を整えるには?
「整体」という言葉が普及するきっかけをつくった野口晴哉は、自然に生きるとは「白い飯を赤き血にして、黄色き糞にしていく」その働きにこそあると言っていました。
いわく、
「生の食べ物を食べても、生水を飲んでも、海で泳いでも、森の中に入ってもそれが自然なのではない。人間という集合動物が街をつくり、その中に住んでいたって決して不自然ではないのだ。ただその生活のうちに生の要求をハッキリ活かすよう生くることが、生くる自然であることだけはハッキリしておかなければならない」(『月刊全生』)
と。
今週は、あなたの身の内にある“よりよく生きる要求”すなわち自然の言うことを聞いて、丁寧に生活に活かしてあげるといいでしょう。
やぎ座 今週のキーワード
温泉につかる